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純情アイランド (新書館ディアプラス文庫)

価格: ¥651
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新書館
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ヤバい! 可愛すぎる、天然坊ちゃま受け・・・・。 ★★★★★

じつに面白い!
砂原作品でこんなにコミカルな、でも胸キュンな話があるとは眼からウロコ。

頭もよくて超坊ちゃまなのに、好きな男のことにはとことん純情でバカな受けがかわゆくてかわゆくてしょうがない!!!
そんな坊ちゃん受けにうんざりしてつらく当たりつつも、いなきゃいないで気になって、ちょっと坊ちゃんの様子がおかしければ気になる攻めの港平。
なんだ、あんた実はヘタレじゃん(笑)! 本人も作中でそう認めていますが・・・。

隠れヘタレ×天然坊ちゃまカップルは、始めから最後まで楽しい。笑える。コメディ。

何も考えていなさそうな坊ちゃん比名瀬だが、それでも何かに気がつくことはある。そして自分の好きな港平が実は自分のことを好きじゃなかったんだとわかったときは大声で一人泣き。
ああ、かわいい、こいつ。
そしてそんな比名瀬を邪けんに扱いたくてもできない港平も、結局かわいいやつ。

一応二人が付き合い始めたあとの後日話では、今度は比名瀬が記憶喪失になる。
記憶にない自分。自分を覚えていない相手がもどかしくて八つ当たりしてしまう港平。
少し切なかったりと前半よりウルウル感が増えていて、こちらも合わせて一冊読むとおなかいっぱい満足。

おすすめです。
ある意味ファンタジーなラブコメ ★★★★★
『純情アイランド』と『純情クリスマス』の二話収録。個人的には二人がくっつくまでの話、純情アイランドが好きです。

男前だけどちょっぴりヘタレな港平(攻)は、幼馴染みの比名瀬に好かれたせいで、島から出ようとすると天変地異ばりの悪天候になってしまい、船にすら乗れない。
なので通っている大学は島内。
彼女はいるけど、デートはもちろん島内。
しかもおめでたい日名瀬は彼女の存在をカモフラージュだと思っていて、空気を読まずに平気で乱入。…なんだか不幸です(笑)


けれど、世の中に悪意があることすら知らないような比名瀬は、彼女と二人きりになりたい港平に見え見えの嘘をつかれても、本気で信じて必死にその願いを叶えようとします。
その日名瀬の純粋さに、まず胸キュン!っつか、ここまでいくと、もはやアホっ子です!!でもアホっ子ゆえにいとおしい。

港平も次第にその一途さにほだされていくのですが、彼女の存在やその他イロイロな感じですんなりはくっつきません。でもドロドロとした場面は全くないので、全体としてふんわりとした優しい気持ちで読めます。


一番オススメは、日名瀬が信じていた港平の言葉が全て嘘だと知ってしまった後。切なくって一緒に泣いちゃいそうになります。

二話目は、ハッピーエンドになったはずの、その後のお話。相変わらずの二人の距離が、とある事故がきっかけでグッと変わります。こちらも随所に日名瀬のアホっぷりがちりばめられてて笑えます!
ヘタレ攻め×王子(極カワ天然)受け ★★★★★
まるで呪いのように島から出ようとすると決まって豪雨に見舞われる港平は
付き合っている彼女と島外に遊びにも行けない。
それ以上に不幸なのは11年もストーカーのように比名瀬(受け)につきまとわれていること。
そしてとうとう「奴」が隣りにまで引っ越してきた...

なんだろう。。。すごく面白かったです。

ストーカーと言っても、我が儘でないせいか決して受けがウザいということはなく、
「港平と自分は恋人なのだ」と前向き過ぎる勘違いを続けたまま、ふわふわと気ままな天然くん。
ものすごい兵器料理をこさえてノコノコやってきたり、部屋をゴミだめにする本人はいつも平然と笑顔。
(ある意味サスペンスですが 笑)
素直で健気でアホな受けの可愛いこと、可笑しいこと。鼻歌の選曲とか...ププ
港平の忍耐強さも、実は楽しさから来ているのでは?という気さえする。
正直、こんなアホは大歓迎です。

受けの激しいボケっぷり&攻めのツッコミの相性が漫才のように小気味良いテンポで進み、
吹き出してはうるうる、またニヤニヤしたりと、楽しく読んでました。
ただ書き下ろしだけがちっとベタでしたが、まぁありかな。
夏目イサクさんの挿絵もイメージとぴったりで、オススメ。
比名瀬がけなげ ★★★★★
ちょっと頭のネジが緩いかのような「島の王子」比名瀬。しかし、それは港平に恋するゆえのボケっぷりだった。
ちょ〜可愛い島の王子・比名瀬と、実はヘタレで肝心なセリフが言えないゆえに話をややこしくしてしまう港平。
おかしい。が泣ける。

不思議君! ★★★☆☆
かる〜い大学生話です。でも、受けがちゃんとかわいくて、天然君で、お坊ちゃま。攻めは純情で、まじめで、男っぽい。「アイランド」ですから島の話です。なぜか島から出られない…。出ようとするといろいろなことが起こる!…と言う時点で、オカルト系??かと、思ったのですが、やっぱり軽いコメディでした。リゾート地で楽しく読めるといいですね。