インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

臆病な背中 (ディアプラス文庫)

価格: ¥588
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新書館
Amazon.co.jpで確認
繰り返し読んでしまう ★★★★★
手持ちのBL本の中でも大切にしている本。ときどき無性に読み返したくなります。作者は現実にいい恋愛を経験してきたんだろうなと思わせるリアリティのある作風です。人と人が惹かれあう切なくてもどかしい感情が絶妙に表現されていて、何度読んでもドキドキします。あとは個人的にノンケ受が大好物なのでたいへん美味でした。
飲み会ばんざい!! ★★★★★
 三上の「期待してない」という言葉の裏に見える、理性で圧殺しようとする
濁流が、ひりひりと伝わってきて生々しい。

小嶋は人のことを馬鹿にはしないけど八方美人。三上から告白されても
事実を事実として受け止める。ただ徐々に三上の思いにふれ、そのたびに自分と
向き合うようになる。
自分のエゴから三上に甘えて、三上からのキスも拒めない。それでも懸命に考える。
本気で好きになるってなんだろう?

そうして唐突にも思える痛みを伴ってたどり着く。あぁ、これなんだ。と。

ただ、今度は自業自得とはいえ三上から拒否され空回りする。
三上はもう傷つきたくなくて限界なのに。
でも自分はこの思いに気づいてしまった。

そうしてまた一つ答えをだす。

ただ、そうして出した答えの先にも三上の小嶋に対する思いが深すぎて、
自分と三上の関係が対等でなかったことに気がつきます。

そうした過程を大学生活に絡めながら、ゆっくり丁寧にさらっていく
作品でした。読み応えがありました。楽しそうに飲んでばっかりでしたけど(笑)。

ちょうど、受側が三上みたいな考え方の別の作品を読んでしまっていたので、
ノンケに対するゲイの考え方はこうなんかなーとちょっと考えてしまいました。
かっこ悪くみえても、素直な三上がやっぱり小嶋には合うと思うので、
もっとさらけ出してほしいな。小嶋の覚悟を無駄にしないためにも。
いいです! ★★★★★
夏目さんのイラストに一目惚れして買いましたが…これはすごいです。

主人公二人の心の葛藤がいっぱいで、読んでいてもどかしさを感じました。
だからこそ、結ばれたあとの二人に純粋に『よかったね』と祝福してあげたくなります。
お互いをおもうが故にすれ違う描写が、なんともいいです…。

何度も読み返してしまうくらい大好きな作品です!
こんな大学生活、楽しそう… ★★★★★
皆に一目おかれる友人の三上に告白された小嶋が、恋心に気付くまでの過程が好きです。特になにか事件があるでもなく、大学生らしい生活の積み重ねの中での恋愛ですが、彼等の生活がとても楽しそうで、こういう大学生活を送れたら楽しそうだなと、うらやましくなります。
ドラマチックな展開とは無縁ですが、ほのぼのと心温まる一冊ではないかと…。
手放せない本のひとつ ★★★★★
現役で、まさに小嶋と三上と同じ環境にいる私としては、
ちょっと古いかも…と思ってしまう場面もありました。

大学生活の4年間を通して、惹かれていく過程、お互いを
かけがえのないものとして認めていく過程が、イベントや
飲み会やらを通して、受の視点から淡々と、ときには情熱
的に描写されています。

BLで描かれる脇役や当て役の女の子って嫌な感じのコが
多いですけど、この作品にでてくる女の子は優しくて可愛
くて好きです。
主人公の視点に即かず離れずの客観性があり、「イイ見方」
をしているためでしょう。

現役大学生のあなたは自分のいまと重ねて、そんな時間を
過ぎてしまったあなたは青春を思い出して読んでみてください。


余談ですが、飲み会で死にそうになるたびに彼らを思い出して
「学校行かなきゃー」という気分になる私。

すげータフですよ、この物語の人たち。