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プランク・ゼロ (ハヤカワ文庫 SF―ジーリー・クロニクル (1427))

価格: ¥903
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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不朽の名作 ★★★★★
この本は英国では1997年刊だという。たいへんな才人です。
パラっとめくった段階でまるで詩集のようでした。たて続けの豊かなメタファーで太陽の中から回転トロイドからなんでも見せてくれる。

ジーリークロニクル二冊のなかで、あえていうと、私はグースサマー(11月のクモの糸)が美しくて良かった。舞台は冥王星とカロンの双子星で、なんと両者には200年に一度毎のクモの糸がかかっている。そしてこの章で、宇宙船が超高速を得るにはワームホール(時空の近道)を通るのと、アルクピエール前線を通るのと、二つの方法があることに触れています。後者は空間の片側が超光速でゆがみ続けているような最前線(気象学用語)のラインを飛ぶ方法です。

連作集はバクスターワールドになっていて、どの章も精巧に作られ、結末部に意表をつく仕掛け合わせがあって唸らせます。また特有の創作用語があって、プールワームホールは設計主マイケル・プールが作ったのでそう呼ばれたというように、作中作の命名も楽しく散らばっています。
宇宙船についてはスプラインという宇宙生物の体内に入って航行するというのも奇抜でした。

スティーヴン・バクスターは私とほぼ同い歳。とうとう私にも尊敬する作家が出来ました。



壮大な宇宙の歴史を紡ぎだした作品 ★★★★★
さまざまな生命、種族の形態、そして移りゆく世代、そこには宇宙に存在する生命や本能の共通性が感じられる。時代と場所を移しながら、宇宙の中でのそれぞれの種族の有り様と進化を描写している。
 最初はちょっと退屈だが、いくつかのエピソードを読み進むうちに、個々の話がひとつの大きなストーリーの部品であることがハッキリしてくる。異なる視点から見た進化や種族の話から、その傍系のひとつである人類の位置づけというものも感じられる。
 作者渾身の壮大な設定に基づく話の幕開けとして、非常に興味をそそる、重い、力作だ。
スケールデカ過ぎ、想像力あり過ぎです。 ★★★★★
助けてください。
・・・ということで、大必読書認定。
他の作品も全部翻訳して欲しい。
とにかく他にはない類の作家・作品です!

キーワード
2005年:BC200億年からAD1000万年、あきれる程のスケール、人間ちっぽけ過ぎ、究極、宇宙、人類、アイデア多過ぎ
壮大 ★★★★☆
バクスターで最初に読んだのがこの本。ハードSFの定義がはっきりしませんが、小生的にはハードSFに分類したくないのだけど、壮大な時空間の宇宙歴史SF。その壮大な展開の中の断片断片が短編になっています。通読で一気に読むのも良し。相関図を自分で書き描きながらじっくり読むのも良し。この展開はこの一冊では終わらない。充分おもしろいし、こんな話はバクスターでないとかけないだろうけど、星1つを満点から引いているのは、やっぱり、時空が主役のSFで、人の心を切々と綴ったストリーではなく、心にズシンと残らない。
これぞハードSFダッ! ★★★★★
いやはや凄い物語ダッ!
ジーリークロニクルに属する長編群を見落として読んでいなかったんだけど、
連作短編の形なので試しに読んでみようと読み始めたら・・・・
はまった。
SF中年、感涙モノのハードSFだった。それもバカがつくほどハード!(ほめてるつもり)
これほどイメージを飛翔させながら妙にリアルで、スケールデカくて、

やっぱ僕はパンクしてないSFがいい!