以外にもあまり知られていないのが摺畳扇（扇子）は
日本生まれだということ。この小さな扇子、実は幾工程
にも分かれていてそれぞれの工程に職人たちがいる。

　この職人の手仕事がうまく一致するかしないかで仕事
の仕上がりが左右する。読んでいても息を呑む。

　この後、海外へ渡っていった摺畳扇。親われ度などは
あまりこの本では語られてはいない。が、少なくとも
日本においては単に風を送るための道具以上に、生活の
中に溶け込み、人々の目を楽しめさせてきた。

　扇子の粋に触れ、もっともっと大切にしたいなと思った。

P.S. 内容の重複が多い。扇の種類があまり掲載されて
いない点であまり評価を上げる事ができなかった。