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沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻之四

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 徳間書店
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星4つの理由は ★★★★☆
「空海・日本編」の序章であると思うからです。
「陰陽師」のコンビと似ているというのは、その通り。相方を人の良い間抜けに描いて、主役のすごみを出すというのは、確かにもういい加減にして欲しい。
もうちょっと、全体を推敲して欲しい。
しかし、このロマンチックさはどうだ。白楽天、楊貴妃への憧憬、哀切はどうだ。
これは、夢枕獏ならではですよ。傑作シリーズの予感。
面白いけど ★★★★☆
 空海はキマイラや九十九乱造シリーズにも出てきたのでかなり期待して冠之一から読みました。
内容や出来事はふんふんなるほどといったところもあるのですが。
 でも今までの空海のイメージとは異なり、なんだか清明と博政コンビの会話等をなぞっているようでした。
 キマイラや螺旋もいつになったら完結するのでしょうね。かなり心配になってきました。
詰め込み過ぎ? ★★★★☆
全4巻 ようやくの結末。 ものすごい長編大作であった。
・・・・・その事実は認めよう・・・・・
しかし。なのだ。
正直な所 同作者の「上弦の月を喰べる獅子」を読み終えた時の様な感慨に泥酔することは出来なかった。
なにゆえか。
おそらく あまりにも沢山の要素を詰め込み過ぎているのだ。
伽噺としてのスケールの大きさ、史実を元に廻る展開も凄いと思う。
登場人物に余計な者もいない。全ては計算され尽くし、練られている。
ただ、あまりに手を拡げ過ぎた結果なのか伽噺としての“結”なる部分の説得力に欠けるように思った。
クライマックスにゆくにつれ、“謎”は解き明かされ叉、そんな莫迦な!と云う展開も見せてはくれるが、
「いい加減終わらせて」気分を否めなかった。
“結”に向けての気分の高揚が無かったのだ x x x
それから、本末転倒と云うべきか、「密教」の本来の姿を伝え切れてない。
陰陽道に拘る筋の方ばかり強調されている。
確かに、空海が主人公とは云え 主題が「鬼と宴す」だから仕方ないのかもしれないが、残念に思った。
(ココは好みの問題と認識している)

今から購入(読)しようとしてる方は
「陰陽師」の『唐国版:超長編』と云う認識で入った方がよかろう。

著者も満足した作品 ★★★★★
 本書は夢枕氏が17年かけて完成させた作品で、あとがきでも、なんという傑作を書いてしまったのだろうと自画自賛しています。私もその通りだと思います。
 読み進めていて、いよいよラストが来たなと思いきや、そうでなく、ヒトヒネリあります。さていよいよトリを迎えたなと思いきや、エッ!というクライマックスが体に解けていくように伝わります。なのに、もう終わってしまったのか。と今までシリーズを読んでいた自分と本書に寂しさを感じてしまいました。良い作品の出会い、充実したときを過ごせたのが、昔懐かしく思います。満足でした。
まだ、書き足りなさそう。 ★★★★☆
~歴史に残っている空海の足跡が大きすぎて、著者の創造した(いわゆる伝奇小説の)部分が霞んでしまっている。
でも実は著者もそこんとこを書きたくて書きたくてしょうがなかったんではないだろうか。
「空海、弘法大師はこんなに凄かったんだぞぉ!」という声が聞こえてくる。実際にそっちの方が面白いし。まだまだ書けそう。(日本に帰ってからも凄い話一~~杯なんですよ)
黙って足跡をたどるだけで面白いのに、更に意匠を凝らした味付けをしている。1冊(といっても4分冊だけど)で2度、楽しめるお話です。~