使う人のレベルにもよるが、普通は、何かドイツ語で文章を書きたくて和独を使うはずだ。とすれば、ネタとなるべき文章例があまり充実していない仕様では、崖からつきおとされたライオンの子供の気分。そこでどうするかというと、見つけた単語をもとに独和を引きなおすことになる。これを2度手間と思うかどうか?フランス語のプチロワイヤルみたいな辞書がむしろ例外的であって、普通はこんなものかもしれない。結局ドイツ語が書ければいいのだと割り切っている。
この辞書を使ってドイツ語で会話しようとすると、単語トークになってしまうだろうと思う。
これから「和独辞典」をと望まれる方に、ぜひお勧めしたい一冊です。