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プッシーキャッツ [DVD]

価格: ¥2,090
カテゴリ: DVD
ブランド: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
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   「どうしよう。私ったら流行を斡旋するだけの存在なのね!」と、ロック・ミュージシャンのジョシー・マッコイ(レイチェル・リー・クック)は叫んだ。プッシーキャッツというバンドを組む自分と親友のメロディ(タラ・リード)とヴァル(ロザリオ・ドーソン)が、アメリカの若者たちを洗脳して無分別な消費主義の狂乱に陥れる策略に使われていたと気づいのだ。チャートのトップになったプッシーキャッツのヒット曲「Pretend to Be Nice」に、メンバーたちが知らないうちに吹き込まれたサブリミナル・メッセージのせいで、若者たちは、まるでそれに命でもかかっているかのように、作られた最新流行を追いかけさせられていた。ジョシーは次なる成功のネタで、彼女のマネージャー(アラン・カミング)とメガレコードのお偉いさんであるフィオナ(パーカー・ポージー)にとって、全国の若者たちを支配する計略を実行するうえで、ほかのメンバーは替えのきくお荷物だった。

   共同監督のハリー・エルフォントとデボラ・カプランにより抜け目なく作り上げられた、アーチーコミックス社のコミック(そして70年代初期のアニメ番組「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘」)のとてもコメディックなリメイクは、だまされやすい若者たちに盲目的な信奉を植えつけるために、使い捨てのボーイズバンド(“デジュー(今、流行りの)”という、うまい名前がついている)や、いろいろな商品を組み合わせて売る策略を使うような、ポップ・カルチャーのクズに対する攻撃が非常に楽しめる作品だ。非難されるべき文化的荒廃にジョシーが果敢に取り組もうとする中、ほとんどすべてのカラフルなシーンに、露骨な商品紹介がはいってくるが、これはハリウッド的な偽善に満ちた作品ではない。エルフォントとカプランは自分たちを養う手段にかみつきながらも、自主性のある意見を唱道しながらそれをとても楽しんでいる。クックと仲間たちはブリトニー・スピアーズよりも正直で、セクシーで、真にキャッチーな音楽を聴かせてくれる(クックのボーカルは吹き替えだが)。確かに取るに足りない作品ではあるが、『プッシーキャッツ』はとても高い志を持って作られ、どうやってこれ以上良くできるか考えつかないほどだ。本来は義務的なエンド・クレジットで見られるカットされたシーンやNG集も実に魅力的だ。(Jeff Shannon, Amazon.com)