インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

独文解釈の秘訣―大学入試問題の徹底的研究 (2)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 郁文堂
Amazon.co.jpで確認
使いづらいがすばらしい。 ★★★★★
たしかに解説は詳しいのですが、単語やフレーズの意味に触れずひたすら文法説明に終始することが多く、「研究」に比べるとかなり使いずらい印象は否めません。せめて語彙説明のコーナーくらいは設けて欲しかった。翻訳に際しての「表現法」にも触れていますが、そもそも著者の日本語翻訳文がおそろしく硬質で不自然なため、あまり説得力が感じられない。とはいえ、独文解釈の実力向上のためには必須の参考書かと思います。
今なお、本格的な学習のための決定版!!! ★★★★☆
私事であるが、小生は本書で学んでからドイツ観念論哲学を専門に学ぶ立場に身を置くことになったのであるが、論理的な展開を重視する哲学的な文章に関する限り、本書の枠を超えるような文法的な問題を孕むテクストは、ほとんどないと言って良い。もちろん、原典を読みこなすのは簡単なことではないのであるが、本書で提示されている文法的な思考法、解釈法に従う限り、殆どのテクストは読解可能となる筈である。また、本格的な研究のためには、テクスト全体をそれこそ一言一句、徹底的に文法的な解釈に曝して読む訓練が必要となるのであるが、本書に示されている姿勢や、方法論はかなりの手助けになる。本書の解説に対して、若干、異論が生じるところもあるが、そうした点でさえ、テクストの内容を読み解きながら、かつ文法的に説明していくという作業の孕む協調関係と、対立関係を味わうための一助ともなる。要するに、テクストを読んで「解った気になる」だけでなく、どこまで「解った」と言えるのか、どこまで別の解釈の可能性を許容しなくてはならないのか、読むという行為の難しさを考えるための訓練になるものである。このコンパクトさで、そこまで考えさせるのは、やはり極めて貴重である。
妥協無き解説 ★★★★★
1と2で課題文の難易度に大差はありません。ただし、通常の独文解釈本の後半に当たりますので、目次の文法項目としては副文中心になります。この本では、既出の事項であっても重複を厭わずに何度も解説されていますから、1と2を同時に進めることも可能です。
頼りになる上下二巻の独文解釈参考書 ★★★★★
かなり昔の話になりますが私の場合、ドイツ語勉強したての頃、入門レベルの独習書を終了してからこの上下二巻に掲載されている100の大学入試問題をノートに写し、がむしゃらに独和辞典を引きまくり訳文を作り模範訳と比べる作業をして、独検に合格しました。古い本ですが、未だに店頭に並んでいるのは良書たるゆえんでしょう。学習者のレベルに合わせて色々な使い方が出来ると思います。入門書を終えたばかりの初心者には、私のやったような「がむしゃら」方式は、結構力がつくんです。中級者以上の方なら、本書の特徴でもある、豊富で詳しい注釈、ポイント、訳文、補説、表現法の研究をしましょう。例題がやや古くなっているのが難点ですが、ドイツ語中級学習者にとって誠に頼りになる上下二巻です。