ニューエコノミー時代の競争に備え、生き残り戦略を展開したいと本気で願う経営者なら、まずITに即した経済学の基本を理解しなければならない、と著者は主張する。ソフトウェア、音楽、書籍、雑誌、ウェブサイト…どんな「インフォメーション製品」であっても、経営者は「価格付け」「製品保護」そしてその製品やサービス、システムの市場別の新たな「バージョン化」による影響を正当に評価するノウハウを心得ているべきである。
本書は初めてインフォメーション経済とネットワークという2つの要素を取り上げ、実践的なビジネス戦略に結びつけた画期的な内容だ。本書は、作家、弁護士、財務のプロから娯楽、出版、ハードそしてソフトウェア業界のエグゼクティブにいたるまで、ビジネスリーダーが時代に即した有効な一手を打つためのガイドブックであり、インフォメーション経済を利用して成功する手がかりをくれる1冊だ。