インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

家に棲むもの (角川ホラー文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
Amazon.co.jpで確認
いまいち ★★★☆☆
始めはどうゆう展開になるのかと、期待していましたが、段々飽きてきて最後まで読むのが辛かったです。今までこんなこと無かったから残念です。怖くは無かったです。本当に怖いの好きな方には向いてない本かもしれませんが、好みなので
ストレート ★★★★★
8篇の短編集。
短編という枠の中で、描こうとしている物が明瞭だ。
つまり、まわりくどくない、ストレートな構成が光る。
猟奇的表現にばかり重点を置いてはいない。
物語の組み立てが巧みだ。

「食性」「肉」などは、タイトルがそのまま内容だと言える。
表題作の「家に棲むもの」は、なかなかの恐怖感を伴い、
結末も意外だ。その他の作品も、非常に質が高い。

著者の最高傑作の一つである事は間違い無い。
どうでしょう、このレベルの高さ ★★★★☆
 いやあ、レベルが高い高い。人をひきつけるグロテスクな文体と、最後に待ち構えるどんでん返しと悪意。
 読むものを恐怖をどん底に陥れる傑作。本当にこの人の作品は眩暈がしてきそうな傑作ばっかり。
泰三の世界 ★★★★☆
この作品集が出た半年後にもう1冊「目を擦る女」が出ており、こちらのほうが(特にSF系読者の)評価は高いようです。確かに収録作品個々の「平均点」は「擦る女」の方が高いようですし、SF系のプライズにノミネートされた作品もあります(「予め決定されている明日」)。筆者も「未公開実験」のラストに予想しながらもついのけぞってしまったクチです。が。
この作品集に所収の「お祖父ちゃんの絵」の壮絶なまでの仕掛けとインパクトにそれは雲散霧消してしまいました。この1作の展開の見事さだけでも読むに値する作品集といえます。現在のところ作者の最高傑作といっても過言ではないでしょう。
「擦る女」ほどの論理的思考や科学知識は必要としません。むしろ、「肉食は殺生だ」「家族でない誰かの存在を家に感じる」「今の記憶と子供のころの記憶は繋がっているのか」といったわかりやすい視点から発生する感覚的な恐怖が、この作品集には溢れています。でも、十分、しかも納得が行くほど怖いのです。「ホラー作家」としての作者の神髄が出ている作品集です。前掲「擦る女」とあわせての一読をおすすめします(世界観が繋がっている作品があります)。
ど真ん中直球で ★★★☆☆
狂気が全編に漂うホラー短編集です。
正気と狂気の対比も鮮やかに、小林泰三いつも通りの世界が
繰り広げられています。
個人的には表題作の「家に棲むもの」と「五人目の告白」が
気に入りましたが、後半(「肉」以降)のアイデアがちょっ
とパワー不足で、全体としては標準的な作品でしょうか。
「酔歩する男」「兆」などの同氏の名作を読んだあとでは、

確かに物足りないかもしれませんが、ホラー作家小林泰三の
ど真ん中直球の作品集と言って良いと思います。
しかし、氏が書かれると何でも怖くなるのは、もはや出てく
るだけで笑いが起きる芸人のようなものですね。
脊髄反射で怖がりましょう。