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王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法

価格: ¥1,155
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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小説というよりも・・・。 ★★☆☆☆
小説ではなくてよしもとばななの思想を延々と語ったもののような印象でした。

すごく強いメッセージ性があって言いたい事はよくわかるし本当にそうだなと思うのですが形を変えながらも何度も同じ様な事を繰り返し言っているようで読んでいるうちに正直少し疲れてしまいました。

やはり私はよしもとばななさんの小説のファンでしたので精神世界を語った思想集でなくて単純に小説を楽しみたいのです。

前作1ではまだ楽しく読ませる余裕のようなものがありましたが今回はしんどかったです。

魔女の様なおばあちゃん、目の不自由な占い師の青年、静かな恋人、さぼてん・・・など魅力的な登場人物がいるのにその印象が薄くなるほど、妙に理屈ぽくだらだらと思った事を書き続けているようでかつてのよしもとばななにあったリズム感が全く感じられませんでした。

以前はもっと簡潔でところどころにキラリキラリとしたものが見え隠れする様なそんな感じがあったと思います。

今後どういう展開になるかにもよりますがこの巻については残念なコメントになりました。

内容的にいっても文章量的にいってもわざわざ別々に発行するまでもなく一冊にまとまるよう感じがするほど薄いものに感じられました。
日々の小さな光の欠片を、いくつも見出すことが出来る ★★★★★
読んでいて痛く。辛い。
私はどんな匂いがしてるんだろう、とか考えてしまう。

ストレスを感じている人は、歩いているだけで害を発散する。
絶対、そうだと思う。その逆ももちろんあると思うし。
ピカソの独特の精神エネルギーで、周りの人に影響を及ぼしたと言われてるけど
それはピカソが物凄い人で、エネルギーも強くて、周りの人も意識的にそう思うし
結果も見つけ易いというだけで、人は誰でもそういうものなんだと思う。

テレビのくだりなど、一人暮らしをしていた頃を思い出した。
同じように足掻いていた。

おばあちゃんの手紙、特に最後の方に載っていたメールはとても良かった。
「ごちゃごちゃと大人っぽく断っていた」という言い草もとても良かった。
じんときた。愛が溢れていて。

小さく輝いて消えていくだけ 小さな物語をつくって
そういう命の、自分の、捉え方がとても素敵だと思った。ずきんときた。
だから、光を持って漕ぎ出していく。
そういう終わり方もとても好きだった。
心が温かくなった。
「王国その2」に出会えた幸せ ★★★★★
よしもとばなな作品とは10年近く離れていました。だんだんスピリチュアルな方向性が強くなっていくのに抵抗を感じて…。新聞の書評から久々に手にした作品です。みなさんの評価は「その1」の方が高いようですが、私には、「その2」がかけがえのない作品となりました。今、人生の困難に直面し、日々、どうやって生きていったらよいか悩み、考えている私には、雫石、おばあちゃんのメール、楓、片岡さん、真一郎君、居酒屋の夫婦など、登場人物たちの一言一言が、私にある種の答えだったり、思考を整理する手助けとなるものだったりしました。書き留めておきたい言葉や文章がたくさんあり、そんなことをするより、この本を手元に置いて、折に触れて読み返すことが私にはとても大事な気がしました。
「その1」と違って、登場人物同士の絡みが少なく、電話やメールといった間接的なやり取りが多い分、個々の考え方や、現状や未来に対する不安や方向性などが浮き彫りにされていたのが私にはかえってよかったように思います。
「王国その2」に出会えてよかった。明日から「その3」に突入です。
不思議の世界のばななさん。 ★★★☆☆
手を入れられていない庭を見るとすぐわかった。毎日見られていない植物は、
人と交流をしていない荒れた人間と同じ気配を発している。犬が飼い主に似るのととてもよく似た仕組みだった。
今が今しかないことを感じさせてくれるのが恋愛なんだ
仕事は忙しいし、愛する人々はいるのに、何かから切り離されたような中途半端な気持ちで、
生きているのかナンなのかわからない気持ちの中に閉じ込められている。
大勢がやっている職業の型というのは、そういうのとは少し違うようなのだ。
本人と一致していないものだから、いつの間にか本人を蝕んで心か体の病気を引き起こすことさえある。
口が先にしゃべるときには二種類の感じがある。ひとつは、ほんとうに言いたいことではない、自分の言葉ではないことを、場の雰囲気でついしゃべってしまうようなとき。
そして、もうひとつは、ほんとうは言いたくてしかたなかったことを自分で制限して言えずにいて、誰か信頼できる人を前にしたときに言葉が生き物のように飛び出してしまうときだ。

なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。
びみょー。 ★★★☆☆
王国その1の続き(当たり前か)。





人を癒すことのできるお茶を入れられるおばあちゃん。



純文学である。=退屈。



サボテン公園に行く。

真一郎くんと恋に落ちる。



私のアパートが火事になり、サボテンが焼けてしまう。





ばななさんの人生観が語られている。



ストーリーらしいストーリーはないと思う。



やはり純文学を感じる。







速読で読んだからか、あまり楽しめなかった。

アマゾンでの評価は高い。

でも僕は良さをあまり分からなかった。







おしまい。