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倭国―東アジア世界の中で (中公新書 (482))

価格: ¥734
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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倭国は所詮周辺史なのだ。 ★★★★★
凡そ30年前の著作であるのにも拘らず、斬新な切口で挑んでおります。
倭国の成立を順序立てて、縷々説明しております。
先ずは、倭国成立に当って、三国志から…ではなく、そもそもの中国の成立から始めないと、
東アジアが判らないという強固な壁があるわけです。
色々と東アジア(東洋)の事件、人物が出て来て、「日本史なのになんで東洋史を学ばねばならんのだ!」という思いに駆られるでしょう。
だって、日本人の顔は東洋系ですから。
倭人のコロニーは、国を作ることで大陸に勃興した帝国による征服から免れた ★★★★☆
 著者の歴史観がよく現れていて、そこが魅力的な本。読者によっては著者との見解が異なる部分があって当然だが、その部分も判明になっている。
 著者は言う、歴史の本質は政治史である。なぜなら、文献記録がない歴史はあり得ず、文献記録は政治史が中心になるから。しかし歴史は政治権力者により歪曲されているから時の政治状況の理解が必要である。倭国の歴史は東アジアの歴史の一部と捉えないと理解できない。その方法は中国の文献の解析によるのが適当である。日本書紀の記述には時の政治情勢を考慮に基づく意識された多くの偽りがあることに留意が必要である。そこで、著者は倭国の誕生を以下のように記述している。
 3世紀末の中国大陸は乱世でその人口は1/10にもなったが、やがて唐が統一した。この時期の中国の文献から、朝鮮半島や日本列島の諸集団(高麗、百済、新羅、倭国、等々)の状況を推定すると次のようになる。当時の倭国は、交易や政治難民や経済難民や兵役など多くの理由に基づき中国大陸の周辺部に住み着いた東アジア諸民族集団の多数のコロニーの一部分に過ぎなかったが、唐帝国の出現は、そのコロニーの人々を被征服者に貶める可能性を現実化した。そして高句麗と百済は征服され、新羅と倭はそれを免れることができた。倭の統一権力の創出努力は征服されぬためであり、後の日本国の誕生に繋がったが、端的に、日本国は663年の白村江での敗戦を契機に中国系華僑が知的核心となり作られた。時の天皇は天智天皇で 7世紀末のことである。因みに日本書紀による645年の大化の改新の内容は、日本国の律令体制を確立した手柄を天智天皇のものとするわけにはいかなかった天武天皇の前倒しによる捏造であろう。実に明快である。
アジア領域を視座とする古代史 ★★☆☆☆
中国、朝鮮半島と言った東アジアを中心とした視座で捉えた古代史。
倭と呼ばれる地域、国の状況を再定義した叙事詩である。

こういったグローバルな視点、世界状況を捉えて書かれた古代史は
少ないので、視座には魅力を感じる。
ただし、内容がやや古いのと、妙な断定口調が気になる。
断定口調による叙事詩といった展開であり、
紙面に限りがあるためか、そう考えるに至った根拠を十分に明らかにしていない。
体験談のような様相を呈し、違和感を覚える。
あとがきにかえて参考文献を整理して載せているため、
今後の読書の指針にはなる。
その一方で、これだ、という1つの叙事詩のみを掲載して、
批判したかったら別の参考書を読め、というスタンスは如何なものか。
どの箇所が既に明確になっていて、どの箇所が異論があるところか、
本書を読む限りではわからない。
本書しか読んだことのない人、本書を入門書として捉えた人は
すっかり騙されることだろう。
批判や推論を適切に捉えるのが新書の役目だと思っていたが、
同じ考えで本書を手に取れば火傷をすることになる。
吉牛のネタではないが、素人にはオススメできない諸刃の剣、
という表現がぴったりだ。

東アジアという視座を与えてくれるので、参考にはなる。
本書を読んで冷静に有効な範囲を捉えられるのは、
批判力のある読者に限られる。
ちょっと興味を持って初めて古代史関連のものを読もうという方には、
本書はオススメできない。

わが国の成立史を説く ★★★★☆
岡ç"°å²è¦³ã®ãŸã¶ã‚"、最初の一般å'ã'発表となった本。モンã‚'ル、中国、さらにはä¸-界史ã‚'一般理è«-でまとめるにあたっての、礎となった、という意å'³ã§è²'重なè'-作である。

初版1977å¹'の本だã'にさすがに、原版がè'れていたり、古いæƒ...報が混じっていたりã-ていますが、倭国がどういう状況で、どういう人ã€...によって、æ-¥æœ¬å›½ã«ãªã£ãŸã®ã‹ã€ãŒä¸­å›½ã®è³‡æ-™ã«åŸºã¥ã„て、国際æ"¿æ²»çš„ç'°å¢ƒã®ã‚³ãƒ³ãƒ†ã‚¯ã‚¹ãƒˆã§èªžã‚‰ã‚Œã¦ã„る。

単線的な、「æ-¥æœ¬å²ã€ã ã'ã‚'勉強ã-ていたのではå¾-られない、雄大なè¦-点ã‚'与えてくれる。ただ、教ç§'書とはまるで違うã"とã‚'書いているので、å-é¨"には役にたたないだろうね。あと、漢å­-にまったくルãƒ"が振られていないのは、実ç"¨ã¨ã-てはちょっと読みにくい(人名だと、誰が誰だったか、読み進むうちに!æ·!!·ä¹±ã-てã-まう)。岡ç"°æ•™æŽˆã®ä»-のè'-作と合わせて読むと、より一層彼の主張のå...¨è²ŒãŒè¦‹ãˆã¦ãã‚‹ã€‚