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Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論社
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読んでみてなにかを感じとれればこころに一滴の水効果ある ★★★★☆
読みはじめるとすぐに その風景やら人物像やらそしてあらゆるものがまるで見えているような気になる そして動きはじめる でも 見えない何かをはじめからおわりまで探している自分がいる 探し物は何だろうと考えてしまう わかったようなわからないような あとになってカサコソと心の片隅でかすかに音が聞こえたりする  おすすめですね 英文で読めたらもっとすてきだなと思う
 
小さな宝の隠し場所 ★★★★★
 この本の序文によれば、レイモンド・カーヴァーは自分の中にあるオブセッションに声を与えるために、小説を書いたという。読んでて驚いたのだが、彼は彼の作品を、短編集を出す度に、刈り込んだり膨らましたりしながら何度も書き直したのだそうだ。これはたしかにオブセッションである。
 彼のオブセッションの一つに、「他人の限界と折り合いをつけること」がある。

 「足もとに流れる深い川」は他人と折り合いを着けることの難しさを描いた作品だ。
ある悲劇的な事件の、被害者に対する夫の冷淡な態度が信じられない妻クレアと、今更なにをしても意味がないという、ある意味合理的な夫、その間の深い溝が描かれている。その溝の本質は、生まれ持った性格の違いとしか言いようの無いもので、埋める手段が見あたらない。折り合いをつけられず、クレアはただ苦悩する。
 程度の差こそあれ、クレアと同様な感情を経験されたことがある方は多いと思う。でも、その感情を他者と共有するのは難しかったのではなかろうか。
 そんな読者にとって本作品は、他人には見えない小さな宝物を得たような、癒しを得られる作品だと思う。

 「ささやかだけれども、役に立つもの」は逆に、人と人との隔たりが最後に埋まる話である。
 子供が交通事故にあった母親と、その子供の誕生日ケーキの注文を受けたパン屋の関係がこじれていくさまが描かれているのだが、両者の立場を知る読者は、両者に肩入れしつつ読んでしまうだろう。両者ともに少しづつ非がある点が、関係の修復を余計に難しく感じさせる。もう駄目かと思う最後のときに、理性でも感情でもなく、人間の根源的な本能に訴える、ささやかな物が両者の橋渡しをする。ハッピーエンドではないが心温まる話だ。
 この作品もまた一つの小さな宝物である。

 この短編集はそんな宝物の集まりである。あまり日の当たらない人々のことを描いてるので、この短編集を小さな宝の隠し場所とでも呼ぼうかな?
だんだんと ★★★★☆
村上春樹を好きな人は、好きだと思う。
読者の想像力が試される。
「えっ?で?」と思っちゃう人もいるとおもうけど、
私はだんだんとこの世界にハマっていきました。
『ささやかだけれど役に立つこと』が好きです。
まさにアメリカ文学 ★★★★☆
アメリカ文学らしい、ありきたりのことだけれども、その人の視線でしか語れない物語を淡々と語る切り口では、この人に並ぶものはいないでしょう。
どうでもいい話なのに、なぜか心に残る話がたくさん詰まっています。
リアルで不思議な話が12 ★★★★★
村上春樹が訳しているというので読んだが、これが面白い!正直なところ個人的には村上春樹の短編集より入り込めたのもある。どの話も情景が目に浮かぶほどリアルでありながら不思議で、読み終わってからもその感覚が残る。「ささやかだけど、役にたつこと」と「大聖堂」が特によかった。レイモンド・カーヴァーの他の作品も読んでみたい。
どの作品も読み応えがあります ★★★★★
カーヴァーの選集です。どの作品も読み応えがあります。最初の一冊として買っても良いかもしれません。