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決断の条件 (新潮選書)

価格: ¥1,188
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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良薬は、口に苦し ★★★★★
いきなり、「私たちは、殆んど活断や選択という能力を持たないのではないかと思うほど「優柔不断」な国民である。」という書き出しで始まる。
正直、冒頭はかなり不愉快である。
しかし、著者は、日本人の癖に、日本人の悪口を書くことでアブノーマルな喜びを感じているとしか思えない自虐型知識人とは明らかに、一線を隔している。

著者は、すぐに「北限稲作民族」としての日本人の心性を鋭く抉って見せる。
この現実を見据えずに”決断”語ることは、我々にとって無意味なのだろう。

かなり不愉快な思いをさせられる冒頭の部分こそ、この本のベースであることが読み進むにつれて分かってくる。

まさに、「良薬は、口に苦し」という言葉が適切な良書である。
こういう本が、”時代遅れ”にならず、生き残っている現実はかなりまずいのかも・・・。
勤勉な日本人は稲作によって生まれた ★★★★★
序論にて、勤勉な日本人は稲作によって生まれたと言う。
日本の季節の変化の中、北限稲作を求めると、ある限られた一時期に一斉に農繁期を迎えることになる。近隣との相互援助は必須となり、世間様に背く行為は死活問題となる。また、多収穫品種を求めてひたすら品種改良を続け、良質な労働力提供に努めてきた。
高度成長期を支えた 勤勉で協調性を重んじる日本人はこういうDNAをもって生まれてきたのだと納得できた。
大いに刺激されます。 ★★★★★
「決断」と言う言葉は勿論、言葉を何とはなしに
あいまいに使っている自分にさらに気づく。
しっかりと考えるとは、
権威に惑わされずに聞くとは、
人間とは、
歴史に学ぶことの一端を垣間見ました。

手にしたのは55刷……2004年12月25日とあります。
装丁は読みづらいものだと思います。
深い洞察力 ★★★★★
幅広い知識と深い洞察力によって
導かれた決断の条件。

決断の条件は確かにすばらしいが
いまだに鮮度があるというのは
決断をするということがそれだけ
日本人にとって
難しいということなのかもしれない。

何度も繰り返し読みたい本です。
『決断』を理解するために ★★★★☆
これはR25で紹介されいた本。

内容はマキアベリや孫非子の言葉を引用しつつ、
日本人の精神構造をとらえつつ決断に関する、
考え方を語ってくれている。
著者の教養の深さを感じさせてくれる。

例え話が戦国武将の話や学生闘争の話になるのは、
戦争に近い状態、つまり極限状態での決断を
扱っているせいだ。

たしかに1975年の著書なので古さは感じさせてくれるが、
30年経っても日本人の精神構造は変わりなかったりすることが、
この本の普遍性をあらわしているのではないかと思う。

名著なのだろうが、決断を下す地位と言う意味でレベルが
すごく高いので自分の決断に役に立つのかな、と思ったりもする。