由緒正しい貴族の家に生まれた瑠璃。貴族のお姫様といえば、家にこもって琴を弾いたり歌を詠んだりするのがあたりまえとされてきた。しかし!この瑠璃は違うのです。こっそり夜のお散歩に出かけたり、色々な事件に首をつっこんだり。
おてんばで、無鉄砲で、自分の気持ちに真直ぐで・・・。目を離したら何をしでかすか分からない、そんな型破りなお姫様なんですが、憎めないんです。源氏物語の時代にも、こんなお姫様がいたのかもしれない、そう思わせてくれるお話です。