絵柄は、サッパリしていてデッサン力があり、程よくリアル。
キラキラしすぎた系の絵が苦手な人には、
丁度いいのではないでしょうか。
人物は、
・天然・おっとりな(攻)のユースケ
・クール風でぶっきらぼうな(ウケ)モリヤ
・クォーターでゲイのスワ(←この人の恋が切ない・・・)
を中心に短編で構成されています。
一冊丸ごと「桜花寮」寮生たちのお話です。
1つのシリーズのみで構成されているので、
人物の色いろな面を垣間見ることが出来て、
じっくり世界に浸れます。
個人的には、「大学の寮で、調子良く(?)
複数のゲイカップルが登場するのは、
不自然に思えて苦手・・・」と思う方なのですが、
この本は、もともとゲイのスワが登場することと、
話の展開の旨さで、すごく自然に読むことができました。