えー…と
★★★☆☆
なんて言うか、敵キャラクター達に魅力が有りません。
見ていて楽しい奴が居ないんです。
最古の4人はとても魅力的でしたが、最後の4人は最低なゲス野郎どもです。
いや、最古の4人も人間から見れば最低な奴らですけど、主人の願いを叶えたいと云う事で必死なんです。
そこが魅力的でした。
最後の4人は本当に最低で、好き勝手で自己中で見た目にも魅力が無い。
こんな敵と読みながら付き合うのは疲れます。
まあ今更そんな事はどうでもいいんです。
問題なのはあれです。
連載当初から登場していた、リーゼの相棒であるライオンのドラム。
結局最後まで出番無しかよ!
マジかよ!
虎殺した話でおしまいかよ!
こんな良い素材をスルーかよ!
っていうか色々法律に引っかかって、普通のサーカスにも出られなかったんじゃねえのか!?
リーゼは犬しか使ってなくね!?
ドラムの活躍を期待していた私には、納得出来ません。
からくりサーカスは大好きですが、他にも納得出来ない所が多々有ります。
ですので、この評価となりました。
仲町サーカス開演!
★★★★★
シェイクスピア曰く「この世は舞台なり―誰もがそこで一役演じなくてはならぬ」。
仲町サーカスの団員も、それぞれが自分の舞台に立ちます。
仲町サーカスの面々は、果たしてどんな番組を繰り広げるのか?
黒のヴィルマの流星は、今度こそジムの頭の上のリンゴを落とすことが出来るのか?
一方、鳴海は勝やしろがねとの記憶を既に取り戻していた!
だがエレオノールは、鳴海を守って自動人形とともに汽車から落ちていった。
たった一言、切ない言葉を残して…。
このあたりでフランシーヌとエレオノール、白銀と鳴海を重ねるのは見事です。
カウントダウンもあと残りわずか。
数百年に渡る物語のクライマックスに向けて、加速しつづけます。
作者のコメント通りコミックスがあと一巻しかないんだとしたら、一体どう収集するつもりなんだ藤田先生!
となるほど、次巻が待ち遠しくなる一冊です。