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どろろ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)

価格: ¥610
カテゴリ: 文庫
ブランド: 秋田書店
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映画は観てないッス。 ★★★★★
1960年代の終盤頃、水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメ化を契機とするように、世に「妖怪ブーム」が起こったそうです。
相前後して、同じく水木しげる原作の『悪魔くん』『河童の三平』、また藤子不二雄『怪物くん』梅図かずお『猫目小僧』などが発表され、
それらは続々とドラマ化、アニメ化されて(『猫目小僧』は少し後)、ブームに拍車を掛けました。というか、ブームそのものでしょうか。
『妖怪人間ベム』なんかもその流れに位置付ける事が出来るかも知れません。
で。
手塚治虫『どろろ』も、時期的にはまさにその真只中に連載され、そしてアニメ化された作品でした。
代表作です。

以下、ほんのちょっと結末に触れます。

はい。
例えば水木しげるとかと較べて、手塚治虫、というか『どろろ』に特徴的なのは、登場する妖怪が手塚の創作である、という。
江戸時代の妖怪絵師・鳥山石燕の『画図百鬼夜行』などを参考にしているとの事ですが、そこに手塚の自由で大胆なアレンジが施されています。
つまりクリーチャーというか。
以上、受け売りでした。
で。
この人の代表作にしばしば見られる傾向ですが、『どろろ』も、キッチリ完結していないというか。
一応ストーリー上ケリは付けているのですが、「いきなり過ぎだろ」「妖怪全部倒してねえ」とかツッコミ所満載のラストが。
でも傑作です。
見ていてやるせなくなる ★★☆☆☆
手塚治虫氏の大ファンですが、本作だけはどうも好きになれません。

他のレビュアーさんが内容の詳細は書かれているので割愛しますが、
出てくる登場人物達の悲壮感が他の作品より強い印象を受けます。

1巻は百鬼丸やどろろの生い立ちなどが主ですが、見ていてやるせなくなる。
他の手塚漫画の根底に流れている「人間愛」のようなものが、
本作には感じられないのです。

出てくる妖怪は、なかなか不気味に描かれています。
当時流行った妖怪漫画に触発されて本作が書かれていることは有名な話です。
子供が見たら怖がってしまうかも。

始まってすぐに既に15匹の妖怪を倒している所も少し残念です。
少しずつ百鬼丸が成長していくところが見れるのであれば、本当の最初から
見てみたかった感じがします。

最後まで見ればわかりますが、48匹も打ち切りのように終わってしまう本作。
映画化・ゲーム化もされましたが、私にとっては手塚氏タッチの
非手塚漫画の印象は拭うことが出来ませんでした。


昔から大好きな漫画 ★★★★☆
映画化されたことであらためて読み返してみた。
時代設定や妖怪漫画としては手塚作品の中ではめずらしい部類かもしれないが、異形の物と人間社会との関わり、父性的なるものとの衝突、痛々しいまでの自己犠牲など、手塚作品のメインストリームといってもよい要素は十分に備えていると思う。
当時、妖怪漫画で人気を博していた水木しげるや時代劇物の白土三平への対抗心で作られたそうだが、グロテスクな醍醐影光のキャラクターは当時のスポ根漫画へのアンチテーゼであったのではなかろうか。
映画作品については、原作を冒涜しているとしか思えなかった。
強く生きる! ★★★★☆
 戦乱の世に生きる子供たちの話。

 百鬼丸とどろろが精一杯生きる姿から、人は悩みながら生きていかなければならない宿命を背負うことを思いました。
商売うまいね ★★★★☆
 映画で「どろろ」をみて、それがなんとなく物足りなく感じているところに本屋に行くと目立つところに文庫版が平積み。もう買うしかありません。原作で父親との葛藤や本物の身体を手に入れていくところをじっくり読みたかったのですがそのあたりは期待に反してあっさりしていたり知りきれトンボだったりします。
 面白いのは妖怪との対決。出てくる妖怪すべてが妖艶であったり物悲しかったりでただやっつければ気分スッキリというものではありません。それは、大なり小なり妖怪達に感情移入してしまっているからだと思います。水木しげるとはまた違った妖怪達にたくさん出会えて幸せな気分になりました。