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日本の食生活全集 (33)

価格: ¥2,900
カテゴリ: 単行本
ブランド: 農山漁村文化協会
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「まがねふく吉備の中山おびにせる ほそ谷川のをとのさやけさ」と<古今和歌集>に歌われた吉備の国・岡山には、たたら製鉄の手法によって豊富な鉄を産し、その財と軍事力によって瀬戸内海の制海権を握っていた古代吉備王国がありました。 名刀備前長船も、深耕を可能にした備中鍬もこの地に生まれました。 鉄は、鍬に形をかえて作物の実りを高め、鍋釜や包丁に形をかえて多彩な調理、加工を可能にしました。 日本一の黍団子は慶安の昔から岡山名物です。 豪奢といわれる岡山の「まつりずし」は殿様の一汁一菜の厳命に逆らって作り上げた庶民の食文化の結晶です。 魚貝の豊富な瀬戸内の海と島々。 肥沃な南部平野、なだらかな起伏の吉備高原、緑深い中国山地、「日本のすべてがある」岡山の食事をお届けします。  内容的には、「瀬戸内沿岸・島しょの食ー魚貝、海草、すしが彩る四季の食」・「南部平野・丘陵地帯の食ー田、畑、海の素材が織りなす食」・「吉備高原の食ー吉備のだんご食ここに極まる」・「中国山地の食ー食が担う季節の折り目の行事と祭り」に分かれる。  それぞれにⅠ四季の食生活・Ⅱ基本食の加工と料理・Ⅲ季節素材の利用法を記す。 本書総論に相当する「岡山の食とその背景」及び「岡山の食資料」を巻末に置く。 *この本は大正の終わりから昭和のはじめころの岡山の食生活を再現したものです