【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ジャック・ケッチャム/著 金子浩/訳 出版社名:扶桑社 シリーズ名:扶桑社ミステリー 発行年月:2001年05月 関連キーワード:チカシツ ノ ハコ フソウシヤ ミステリー ちかしつ の はこ ふそうしや みすてりー、 フソウシヤ 7530 ふそうしや 7530、 フソウシヤ 7530 ふそうしや 7530 1998年6月のニューヨーク。サラとグレッグは病院に向けて車を走らせていた。現在独身のサラは妻子あるグレッグの子供を宿していた。そして彼らが出した結論は中絶。病院の近くでサラが車を降りグレッグが駐車場所を探しに走り去った直後だった。何物かがサラを車の中に引きずり込み連れ去った。失神させられたサラが意識を取り戻したのはどこかの家の地下室。ここで彼女を待ちうけていたのは不条理で際限のない暴行だった。あの『隣の家の少女』の悪夢が再び甦る。
隣の家の・・・よりも残酷さは少なめ
★★★★☆
コレでケッチャム作品を読むのは3冊目。
だから覚悟して読んだけれど、他の2冊(隣の家の少女、オフシーズン)
よりも残酷さは控えめな感じがした。
終わり方も後味が他の2冊よりは悪くないと思う。
でも本の95%くらいは監禁の話で、しかも飽きさせないのは
すごいと思う。
隣の家の少女、オフシーズンからよりもまず、手のつけやすい
地下室の箱からケッチャム作品を読んだ方が免疫がつくのでは?
少しゆるめの『隣の家の少女』
★★★☆☆
印象としては、少しゆるめの『隣の家の少女』という感じです。『隣の家の少女』ほどの残酷さはありません。『隣の家の少女』の恐いおばさんにしても、この『地下室の箱』のスティーヴンにしても、嗜虐性の根拠とか心理とかがいまひとつはっきりせず、やや不満が残ります。
猫。
★★★★☆
中絶が気に入らないというだけの理不尽な理由で 拉致監禁される女性の恐怖を描いた話なんだけど、 この話を思い返した時頭に浮かぶのは 陰欝なシーンなどでは無く、一匹の『猫』。 地下室の箱の中、恐怖と孤独と絶望の中、 突然そっと体を擦り寄せてきたあの猫。 この話に於いてメインとなる筈の恐怖や絶望は、 このちっぽけな好意の素晴らしさを際立たせる為の ギャップ作りでしかないとさえ思えてくる。 いや、実際そうなのでは無いか? 猫が擦り寄ってくる、それだけで嬉しくて泣けてくる、 愛の素晴らしさを教えてくれる逸品。 一読の価値あり! …人を選ぶけどね。
妊婦さんは手に取らないで
★★★☆☆
この本を読んだ時は、子供が産まれたばかりだったのでよけいに怖かったのを憶えています。
ケッチャムの本の中ではページ数が少なく、途中で話が一気に飛んでしまったような感じ。
「隣の家の少女」を読んだ方は最後のページでショックを受けるかもしれません。
「地下室の箱」とは、まさに闇の中の闇だ。。
★★★☆☆
内容は至って簡単。
だって、妊婦が子供のいない夫婦に拉致・監禁されるんですから。
ただ、子供が欲しいのはおまけのような感じで監禁が趣味なのだからタチが悪かった・・
ケッチャムは、実際の事件から着想を得ることが多いようです。
この作品もインディアナ州の夫婦が、1977年から7年間、ヒッチハイクしていた
20歳の女性を監禁・虐待していた。という事件が元ネタになっています。
拉致されて、監禁してる相手の名前がすぐスティーヴンとキャスと出てきます。
それによって、読み手側は監禁者に対する謎めいたところはなく読みやすくなっています。
ストーリーはおよそ推測できるものの、監禁状態の恐怖が読み側に伝わってくる感は、さすがケッチャムです。