北朝鮮が李先生の「留学」を受け入れながらも、2回しか「正式留学先へ」行かせず、李先生が滞在するホテルへ教授が出張講義をする(しかも盗聴付き)、というかなり異質な留学生活が述べられている。北朝鮮もトンチンカンなことをするものだ。
また案内員(監視員)によるタカリの様子は相当生々しい。
秘密集会での会話に関する記述が延々続くかと思ったが、最後の方の1章だけである。
なお、解説を佐々木譲が書いていて、興味深い。