ひとつひとつの出来事が際立って見える
★★★★☆
若い頃の幻想を捨てられなかった女が、その幻想をぶち壊し、動き出すまでの物語。
こういった鬱屈した感情を描き出すのがうまいなー
主人公を取り巻く人びとの構図も見事。ひとつひとつの出来事が際立って見える。
終わり方も明るくて良い。元気が出ました。
7月24日通り
★★★☆☆
平凡な自分が住む街をリスボンに置き換えて日々暮らしているという設定が
物語に何らかの影響を及ぼすのかと思っていたが、それは特になかったのが残念。
弟の彼女に暴言を吐いたくせに、後からあれはこういうことが言いたかったなどと
言い訳して正当化するのはいかがなものかと。ちょっと無理がある。
最後は納得。
飛び出す必要があるということ
★★★★☆
空想の世界は自己充足的で楽しいが
時にはその世界から飛び出す必要がある。
主人公の弟へのプライド
過去に勝てないカップル
・・・。
オブラートに包まれているが
強烈な主張がそのうちにひそむ
もちろん、終り方があっけなかったことは言うまでもないのだが。
画家の役割はなんだったのだろう。
ここに理解できていない部分がひそんでいるのかも。。。
・・・。
★★☆☆☆
地味で目立たぬOLの主人公は、港が見える自分の住む町をリスボンに見立てて毎日を過ごす。そんな折、昔の片思いの相手に会い一歩を踏み出す。読了後、特に何も残りませんでした…。
「わたしたちはどんなことでも想像できる、なにも知らないことについては」
踏み出してみる。
★★★★☆
踏み出してみる。
間違いかもしれないけれど、
もしかしたら、
物語の主人公になれるかもしれないから。