親友エリック・クラプトンと彼のバンドをバックに、終始なごやかな雰囲気で進行するステージ。そこには、ビートルズ解散以後の激動の70~80年代を乗り越え、いま一度音楽を心から楽しみたいと願うジョージがいる。ビートルズ時代を含めた全キャリアからのベスト選曲なのも、そんな願いの表れだろう。日本のファンの拍手がとても温かい。きっとジョージは幸せな気持ちだったろうと思う。(木村ユタカ)