お話のすべてが
ミュータンス菌からの口調で書かれています。
〜のだ、
〜である、etc
その点は少し独創的かな、と思いました。
内容的には、はははのはなしと少し似てるかな？とは思いましたが
違う視点から書かれているので、購入してよかったです。
最後に加古さんのあとがきがあるのですが
そこには、虫歯っ子の最大の原因は親とかかれていました。
それを読んで、かなり納得。
親の私が娘の口内衛生の責任者ということを実感させられました。

　はみがきがきらいな2歳の孫のためにこの本を購入しました。絵本を読んだすぐあとに
「ミュータンスやっつける。」とハブラシを手に持ち歯磨きをはじめました。　　　　　　　むしばミュータンスの絵を「バイキンマンみたい。」と楽しんで読んでいます。絵本の力はすごいですね。

3歳の子どもの為に購入しました。
「ママがしなさいって言うから歯磨きはするもの。」という受け身な考えを、むしばミュータンスがかえてくれました。
自分の口の中にもむしばミュータンスがいて、「ちゃんと歯磨きしないと歯に穴をあけちゃうんだよ。」と歯磨きの必要性を言えるようになりました。
この本を読んで以来、「歯磨きしない!」とは言わなくなりました。
顔はちょっと怖いけれど、スタイルはなかなかで、全身タイツ風コスチュームがよく似合う、むしばミュータンスさまさまです。

子どもに「食べたら歯を磨きなさい。」なーんて言うよりも、この本を読んであげたら何倍も効果的。カッコイイ虫歯ができるまでを詳しく書いてあります・ミュータンスが一緒に恐くてすごい大冒険をしようと誘っているのです。ユーモアに溢れた面白い本です。加古さとしさんは実に子どもの気持ちがよく分かっていらっしゃると感心します。やってはいけないと言われるとやりたくなるのが子どもですよね。