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楽毅〈1〉 (新潮文庫)

価格: ¥662
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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中国・春秋戦国時代の名軍師の物語 ★★★★★
中国・春秋戦国時代の歴史を知らない人でも
人物史として物語として楽しめる。

戦いの様子が目に浮かんでくるよう生き生き
とした表現で描かれており、外交を駆使し、
少数ながら戦略を用いて大国を破っていく
ストーリーはとても吸い込まれるように魅力
的。全4巻の作品だが、止まらない勢いで
一気に読み込める。
『楽毅』(1/2/3/4) ★★★★☆
これぞ中国の戦国時代を知ることのできる作品だと強く感じました。
全4巻に戦国時代の壮大なドラマ多分に凝縮されており、当時の世情を粒さに感じ取ることができました。
読みごたえ満載の「小国の悲哀生き方」 ★★★★★
漢王朝の創始者である劉邦、奇才、諸葛亮孔明が尊敬した、中国の春秋戦国時代の名将「楽毅」について、宮城谷昌光が描く渾身の作品。

テーマは「小国の悲哀生き方」。
小国の中山国の宰相の子として、将来を嘱望されながら、大国趙からの侵略により、祖国崩壊の危機に対して、楽毅がどのように立ち向かったのか。
放浪後、小国燕の王に招聘。小国燕が、大国斉を討つという妄想を抱いた燕王を助け、活躍する名将。中山国でも、燕においても、「小国がどのように大国に対峙していくかというテーマ」の中で一生を生きた。

このテーマは時代と国を超えた普遍性がある。イタリアでのベネチア共和国、アメリカの近隣のカナダなど、地勢的に大国の近隣の小国がどのように、大国に対峙していくか、生き残るため運命付けられた国は少なくなく、またそれを記した書物も同様に少なくない。その中でも本書は、非常に読みごたえがある。

なぜだろうか。主人公の楽毅は、中山国という小国に身を置き、国に対する忠誠を自身の身の立て方よりも優先させ、結果として両方を貫いたからだろう。その生き方が、小国の君主から、小国同士との連携を図る要とし用いられ、大国と対峙していくことに。一旦は大国を滅ぼしながらも、小国内の政争で敗れる。その過程の中でも常に、清々しく自身の生き方を貫き、結果としてまわりを生かしている。日本の武士道でいう侍の精神にもまた共通するからだろう。

それにしてもこの人生は大変だね。

宮城谷昌光は、直木賞を取るまで苦労に苦労を重ねた作家。何度も思い悩み進んだ著者の人生と、楽穀が苦難にあい、苦悩をしながら進んでいる部分が重なって解釈され、重厚な作品になっている。
ゆったりと格調高い筆致で描かれた“見事なる”男の生涯 ★★★★★
三国志の英雄・諸葛亮孔明に「このような人物になりたい」と言わしめた、戦国時代を代表する名将・楽毅。今で言うなら、当代一の腕を持つ職人であると同時に、優れたマネジメント能力を備えた一流の経営者でもあるといったところか。そんな主人公を通じて、「人はいかに見事に生きるべきか」を主題としたのが本作である。
時は紀元前3-4世紀の頃。弱小国である「中山国」の宰相の子として生まれた楽毅は、他国との圧倒的な国力差の下で苦心と工夫を重ね、将として奮戦するも亡国の憂き目に遭う。ただその後失意の中で暮らしながら己の器量を磨き続け、やがて弱小国である「燕」の将として大国「斉」を撃破、名将として大輪の花を咲かせその名を青史に刻む。そんな一人の男の“見事なる”生涯が、ゆったりと格調高いトーンで描かれている。宮城谷節炸裂の気品ある名作。
諸葛孔明が敬愛した古代中国最高クラスの名将 ★★★★★
三国志で孔明が友人に志をとわれたとき、”管仲か楽毅のような。。。”といったはなしで、ずっと興味をもっていました。この本でわくわくしながら面白く勉強させていただき、幸せでした。

楽毅は古代中国の小国の宰相の息子。国王の暗黒政治のなか、母国は滅亡の道を歩むが、その祖国のために最後まで戦い、苦難のなかにも盛名をたかめてゆき、そして最後は横暴な超大国と戦う連合国群の総大将として活躍する名将。怒涛の、まさに怒涛の歴史の展開の連続、です。

よみおわると楽毅の人間的スケールの大きさに感化され、なんだか気宇壮大になるような、衝撃的な古代文学でした。またあこがれのひとがふえてしまいました。

三国志ファン、古代中国に感心にあるかた、諸葛孔明のファン。。。すべてのかたに、推薦申し上げます。