結婚祝いのスタンダード
★★★★☆
10代の時のボーイフレンドから、彼が自分のお姉さんの結婚の祝いに贈った本、と紹介されたのが、この絵本でした。
今から何十年も前のことです。
結婚のお祝いに贈る本として、ロングセラーの絵本の一つです。
もちろん、小さなお子さんが読んでも、白いうさぎと黒いうさぎの愛情あふれるストーリーは、お気に入りの一冊になると思います。
どちらかと言えば、女の子のお子さんに好まれるお話かもしれません。
大好きな人とずっと一緒にいて仲良く暮らす、結婚生活や恋愛への憧れが生まれる絵本です。
今読んでも古びないお話で、微笑ましくて素敵な絵だと思います。
これからの結婚シーズンに向けて、金品の贈り物と一緒にプレゼントしても良い絵本だし、もしかしたら、親子代々ずっと宝物にしてもらえるかもしれません。
祈りの本
★★★★★
どれだけ互いに深く愛し合っても、私たちの想いは永遠には続かない。
「これこそは!」と思った愛情だっていつしか冷めてしまったりするし、
自分の気持ちが失われることがなかったとしても相手の方はどうだか
わからないし、運よく長続きしたところで、結局いずれどちらかの死によって、
愛は行き場を失ってしまう。生きていく中で何度か恋をして、相手に
こっぴどくふられたり、あるいは自分の中に相手に対する愛情が
まったく残っていないことに唐突に気がついたり、周りの恋バナなんかも
聞いたりしつつ、やがてそういうことが次第にわかってくる。大好きな
相手といつまでも一緒にいられるように願うこと、そして実際にそうした
言葉を口にして好きな人に伝えることに臆病になってくる。
では、「しろいうさぎとずっと一緒にいたい」というくろいうさぎの願いは、
愛情の頼りなさを誤魔化したただの欺瞞なのだろうか?
そうではない。愛の脆さを知り、その永遠を願うことの無意味さを半分
悟りつつ、それでも一生懸命に、私たちは愛について祈らなくてはならないのだ。
この愛がいつまでも続きますように、と。そして、それを声に出して相手に
伝えなくてはならないのだ。ある作家は、愛は祈りであると述べた上で、
祈りはその願いが本当に聞き届けられるかどうかとは無関係なのだと言った。
祈ること、それが不可能と知りつつも、ある意味図々しくも恐れを知らずに
祈れる自分であり続けること、そして、それを大切な人にちゃんと教えて
あげること、それ自体に価値があるのだ。臆病者だけど、臆病者だからこそ、
自分のために、自分の横にいる人のために。
この本はそういう本だと思う。結婚式を終えて二匹がどうなったのかは
わからない。でも、ともかく気軽に愛を語れるキャラじゃないくろいうさぎが
色々考えた末に「いつまでも君と一緒に」と思い切れたその一瞬に、
私たちの一生を貫く真実があるように思うのだ。
…とかなりうがった見方をしてきましたが、そんな読み方をしなくても
十分良いお話です。誰かの恋人である方も、あるいはいつか誰かの恋人になる
お子さんをお持ちのお父さん・お母さん方も、是非読んでみてください。
結婚祝いにしました
★★★★☆
息子が結婚することになり、お祝いのひとつとしてこの本を贈りました。
喜んでくれていたので、おしゃれなプレゼントができたんじゃないかなぁと思っています。
くろいうさぎのかなしそうな顔のわけは?
★★★★★
しろいうさぎとくろいうさぎは仲良く遊んだりそばにいるのにときおりくろいうさぎはかなしそうな顔をします。
くろいうさぎは言います。
「うん、ぼく、ちょっとかんがえてたんだ」
くろいうさぎはどんなことを考えていたのでしょうか。
お子さんにとっては大人への入り口となる感情ではないでしょうか。
この本を読んだ後、親子で話し合ってみると話題が広がります。
ずっと一緒に
★★★★★
友達の結婚祝いにはいつもこの本をプレゼントしています。結婚ってずっと一緒にいたいからするんだなあと当たり前のことですが、改めて思わせる絵本です。ガース・ウイリアムズの絵は繊細で精密なタッチが素晴らしく、芸術性も高いです。ずっと一緒にいたい人に出会えた奇跡に乾杯!おめでとうという気持ちを込めて、プレゼントに最適です。英語もシンプルですが、深みのある文章です。
素早い発送ありがとうございました❗
★★★★★
素早い発送ありがとうございました❗