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せかいでいちばんつよい国

価格: ¥1,620
カテゴリ: 大型本
ブランド: 光村教育図書
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血生臭さ無く、直接的に風刺した鋭さ・巧みさに驚かされる本 ★★★★★
世界を征服する「だいとうりょう」が最後に残った小さい国に戦争をしかけたものの、その国には兵隊がおらず、大歓待を受けます。大統領と兵隊達は、小さな国の人達から遊びや歌・美味しい食事を教えてもらい楽しみますが、たるんでしまった兵隊達を本国に返し、しゃきっとした兵を呼びます。

徐々に、新たな兵も同じく楽しむようになり、少人数の兵を残して大統領は凱旋しますが、国民にはすでに小さい国の文化がどんどん浸透していました。大統領は「すべてぶんどってきたもの」とほくそ笑みながら、子供に歌ってやったのは全て小さい国の歌であったという内容です。

血生臭さを感じさせず、戦争について考えさせる巧みさに驚かされました。翻訳した なかがわ ちひろさんは、「The general」をだいとうりょうと訳したのが直接的で、ぴったりと思います。

武に対して武で応じない知恵、権力欲の醜さ、征服したと言いつつ文化的に征服された大統領自身を描き、これほど鋭く風刺しているものは少ないのではないでしょうか。原題が複数形なのは、世の戦争全般を指しているのか、あえてぼかしているのか、両方かもしれません。

* 適度に漢字が入っている所
* 訳が上手であること
* 絵がとても可愛い上に美しくて親しみやすいところ 

など、実に多くの点でも優れた絵本だと思いました。
お正月に家族で読みたい絵本 ★★★★★
防衛庁が防衛省になった今、「平和」って何だろう?とあらためて真剣に考えたいテーマですね。
この小さな子でも読める絵本に、よくぞ表現してくれましたという作品です。
文と絵の両方がデビッド・マッキーさんによるものなので、表現の一体感も安定した作品になっています。
お正月に家族そろって読むと、幸せを分かち合う意味を改めて感じることと思います。
中国の故事、鼓腹撃壌にも通じる世界共通の幸福感を教えてくれる一冊です。
世の中は〝強い/弱い〟だけで計れない ★★★★☆
〝しあわせの実現=強くて大きい国の成立〟
と信じて、世界中の国々に戦争をしかけて自分の国にしてしまう
大統領を皮肉った作品。

国がひとつしかなければ、確かに国同士の争いはなくなりますね…

作中の世界は極端に設定されたものですが、現実に起こっていること
なので寓話にならず、かえって生々しく感じられました。笑えないです。

国と国がひとつになるのではなく、心と心がひとつになることが大切。
そんな、メッセージを受け取りました。

征服されたのはどっち? ★★★★☆
年長の子供のために購入しましたが、理解するのにはやはりまだ・・・・
子供が理解できる年齢になるまで私たち親が熟読しようと思うとともに日本中の大人たちにも特に政治家さんに読んでほしいです。そして日本でも問題になっている憲法第9条問題を皆でもう1度考えるべきと教えてくれているようです。
せかいでいちばんつよい国の大統領さん、征服されたのはあなたの心ではないですか?
ほんとうに「せかいでいちばんつよい国」とは? ★★★★☆
おおきな国はつよい国?軍隊の多い国はつよい国?ほんとうの意味での「つよさ」とは何なのかをそっと教えてくれる優しい絵本です。丸腰で他者を受け入れることのできる勇気。私たち日本人にとって憲法第9条とは何なのかを改めて考えさせてくれる名作です。