かこさとしさんの本が好きで『だるまちゃん』シリーズを制覇しつつあります。
親世代でも馴染みが薄い大黒様が登場人物、出てくるものもうちでのこづち、出てくるおもちゃもコマや羽子板など日本的なもので、懐しい感じがします。最近ではあまり身近でない伝統的なものを、絵本を通して子どもに見せるのはいいことだと思いますが、出てくるものの楽しさとしては『だるまちゃんとてんぐちゃん』の方が身近で楽しいと思います。
『だるまちゃんとてんぐちゃん』ではてんぐちゃんの持ち物が羨しくなっただるまちゃんが、だるまどんに僕も欲しいとおねだりしますが、この『だるまちゃんとだいこくちゃん』では、だいこくちゃんのうちでの小槌が羨しくなっただるまちゃんが、自分で工夫して似たものを作ろうとします。
もうすぐ５歳の娘がこの点に気づいて、「だるまちゃんは大きくなったんだねぇ」と言っていました。
１冊だけ買うなら『てんぐちゃん』をおすすめしますが、シリーズで読むと、だるまちゃんの成長が見えるかも？

まさにタイトルのような気持ちで、だるまちゃんを見ています。
いつ見ても、だるまちゃん達は可愛いです。

この『だるまちゃんとだいこくちゃん』では、
効果音にやられました。

ずんずん　ってなによ？？！(＞▽＜)となります　笑
たまりません。

子供にすると、特殊な効果音も声色を変えて言うと、それだけで面白いようで、
それもせがまれます。(１歳半頃に初読みだったので、おススメポイントがみなさんと違うかも)

１歳位からでも、癒されるだるまちゃんの絵なら受け入れてくれる子が多いと思いますよ。

日本の物語らしい「だるまちゃん」と「だいこくちゃん」の物語。
ほのぼのとした雰囲気と、ゆったりとした進行。

自分で読むなら、小学校進学前の子供によい。
読み聞かせには、０歳から３歳くらいまでがお勧め。

少しうらやましがり屋さんのだるまちゃんが健在です。欲しいモノが次から次ぎへとでてくるだいこくちゃんの「こづち」が欲しいだるまちゃんが、自分で「こづつ」を作ってしまう。夢があって、なんともだるまちゃんが愛らしくて、心地よいリズム感のあふれる文章に大人もついつい夢中になります。
子供だけでなく大人もとても楽しめるお話です。

だるまちゃんの絵に興味が持てず、初めて手に取るまで時間がかかった親です・・。勿体無い！！
何て可愛くて純粋な、だるまちゃんと仲間達！
そして「だるまちゃんとてんぐちゃん」に登場した、だるまちゃんの家族みんなの、だるまちゃんへの愛情！見習うぞ～！
今ではシリーズ全てを子供に読み聞かせたい、と思いつつの4冊目です。

読んで大笑いの後、だいこくちゃんの「うちでのこづち」、だるまちゃんの「うちでのこづつ」に対し、「おおきくなったら、うちでのこばちをつくる！」と、はりきってる子供。
「こばち」の中には「うみをいれる」「おうちをいれる」｢ママをいれる｣と言ってニコニコ。
読んだ後に、更に想像力を膨らませてくれるなんて、何て素敵な絵本！