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ふたりのロッテ (岩波少年文庫)

価格: ¥713
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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さあ夏休みだよ ★★★★★
大人になってから読みました。

20代になってから、子供向けの本を色々読んで思ったのは、
子供向けだから→
字が大きくて文章が少ないから→
だから読みやすいとは限らない、って事ですね。
大人になって読むルパンや怪人二十面相は子供の時ほどはまれませんでしたし。


で、そんな中読んだロッテ。面白かったです。
適度なリアリティと適度な嘘くささ、主人公二人が基本いい子で時々無茶、その辺りがかわいらしくて感情移入しやすく、とても読みやすい。
ふざけたようなサブタイトル群も語り口も、大好きだ。

約束されたハッピーエンドですが、やはり心が暖かくなります。
お母さんの「ルイーゼ!」のシーンは何度よんでも感動的。良かったね…。

…でも、「ちびのくせにすごいやつ!」に、大人になった私は笑う。ちびっ子はここで「この人嫌な人〜」とか思うんだろうに。おう、あんたはあんたで事情があるよな!頑張らなきゃな!
幸せになったよな!


余談。主人公二人の名前は「ルイーゼ」と「ロッテ」なんですよね。「ふたりのルイーゼ」でもいいのに、なんでタイトル「ふたりのロッテ」かな。ロッテ人気だな。
それだけ。(笑)
双子の楽しそうなひそひそ話が聞こえてくる、永遠の名作 ★★★★★
 夏休みの林間学校で偶然出会ったルイーゼとロッテは、実は自分たちが親の離婚で引き離された双子であることを知ります。そして、両親のよりを戻させようと、ロッテはルイーゼになってウィーンのおとうさんの豪邸へ、ルイーゼはロッテとなり編集者のおかあさんが待つ、つつましいミュンヘンの家へ。親は全然気づきませんが、有名な作曲家になったおとうさんは、ついにお金持ちの女の人にプロポーズしてしまい……。
 ロッテの持っている母親の写真を見て、ルイーゼが「あたしのおかあさん!」と叫ぶ場面や、本当はロッテであるルイーゼが高熱で寝込んでしまうクライマックスへの始まりなど、懐かしく思い出しました。
 今言うならナツメグが「ニクズク」となっているなど、少しレトロな訳文も話の雰囲気にぴったりだと思います。「母おやというものは……子どもが子どもの天国からあまり早く追いだされないように守ってやる義務があるんだわ」というおかあさんのせりふが、今ではずしんと来ます。現代の少女たちにもぜひお薦めの、児童文学の名作です。
子どもの本と思い侮るなかれ ★★★★★
随分前の出版のため,古風かなあと思うところもあるのですが,私は読みながら,涙してしまいました.
冒険の要素もふんだんにあり,読者を飽きさせない一方で,親子の愛,兄弟愛など,色々な愛も書かれており,人間関係についてふと考えさせられました.
登場人物も,人間的で,よくも悪くも魅力的な人ばかりで,いつの時代も同じなんだなあと思ったりしました.大人の方には,子どもの時には分からなかった深ーい読みができると思います.大人の事情で子どもを不幸にしてはいけないなあ,とほんとに感じます,是非,大人の方にこそ読んで頂きたい本です.
大いなる清涼剤 ★★★★★
皮肉と教訓に満ち満ちたケストナー文学。わざとらしい感動や涙や笑いの強制であふれんばかりのいまの日本社会にとって大いなる清涼剤です! 高橋健二さんの訳もすばらしいです。
池田訳と高橋訳を読み比べても楽しい ★★★★☆
 私は子どもの頃に高橋訳で、夢中になって読みました。しかし、我が子に読み聞かせると、表現が古風なので、ぴんとこない様子。
 試しに池田訳を読み聞かせたところ、こちらは現代の文章なので、一生懸命聞いています。
 大人にとっては、読み比べも楽しいですよ。