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点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)

価格: ¥672
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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飛ぶ教室のことを ★★★★★
思い出すと、あのワッと感情のあふれだす瞬間がここにもあると気づきます。新即物主義といいますが、この作品での手法の核は、案外次のようなことなのかも知れません。池田氏の訳によりましょう。「じっさいに、お話のとおりのことが起こるかもしれないなら、そのお話はほんとうなのです。おわかりですか? これがわかれば、みなさんは、芸術の重要な法則を理解したことになります。」1931年の歴史の暮れ方にケストナーは「ぼくたちは、充分にはうまいこといかなかった。みんなは、ぼくたちおとなのほとんどよりも、きちんとした人になってほしい。正直な人になってほしい。わけへだてのない人になってほしい。かしこい人になってほしい。」といいます。 
子供の視点 ★★★★★
子供をほったらかしにする親。
子供の友達づきあいの中で、家族からは得られない情報と経験を積み重ねていく。
それでも、家族の絆の大切さもにじませている。

最初は、あまりよくわかりませんでしたが、
映画(DVD)を見て、筋が分かってから、文庫を読んだら、よく分かりました。

人によって、文庫が先の方がいい人と、
映画が先の方が良い人がいるかもしれません。

文庫をよんでピンと来ない人は、ぜひ、映画(DVD)をごらんください。
親子で読んで欲しい一冊。 ★★★★★
点子ちゃんのおうちは、お金持ちだけど、ママはいつも世界中を飛び回って
世界中の子供たちのためにボランティアをしていていつも不在。
パパだってお仕事が忙しい。
夜のお出かけはいつも着飾ったパパとママだけ。
アントンは貧乏だけどママと二人で楽しく必死に助け合いながら生きている。
そんなアントンとママにどんどん引かれていく点子ちゃん。

アントンは私にとっても、子供のころの憧れの少年でした。

ぜひ、親子で読んで本当に正しい親子関係とは。。。というのを
もう一度、考えてみてほしいです。

心温まる名作です。

新訳の評価が別れどころ ★★★☆☆
名作中の名作が、読みやすくなって再登場!
かも足犬=ダックスフント等、今の日本で普通に使われている言葉に直され、現代っ子も注釈なしでスラスラ読めます。大切にしたいことっていつの時代も変わりませんもの、ね。

ちょっと気になったのは、子どもたちの言葉づかい。当時の子どもたちは、基本的に大人に対しては失礼な言葉づかいはしないものですから、あまりに現代的な言葉使いにはちょっと違和感を覚える向きもあるかもしれません。
子どもの頃に読んだ「あの雰囲気」を大切にしたい方、礼節を子どもに伝えたい方には、時代背景にも則して訳されている高橋 健二さん訳がオススメです。

魅力的な点子ちゃん ★★★★★
「ふたりのロッテ」も大好きですが、こちらのお話もとてもよかったです。

点子ちゃんの発言や行動はとても面白くてかわいいし、章の最後に語られる「立ち止まって考えたこと」も社会で生活する上でどれも大切なことがわかりやすく書いてあります。お子様におすすめです。

私がもっとも気に入っているのは、点子ちゃんがアントン君のために内緒で先生にアントン君の家庭の事情を話した、「友情」のところです。
私が常々思っていることだったので、なんだかとてもうれしくなりました。

いざというときに友達のためにどれだけ力になれるか。そして自分の行動を、助けた友人にも誰にも言わないでいられるか。その人の誠実さが問われているのです。周りに対して尊敬の気持ちがあったら、こういう行動も自然にできるのではないでしょうか。
そのことを教えてくれるたいへん良いお話です。

ぜひ、読んでみてください。