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秘密の花園〈下〉 (岩波少年文庫)

価格: ¥734
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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カルピス(ハウス食品)劇場にならなかったのが不思議な名作 ★★★★★
 英国。時の止まった館、荒れ果てた庭園…。家族をなくしたメアリーを迎えたのは、妻の死から立ち直れぬおじと、神経質な青白い少年、コリン。いじっぱりのメアリーと、わがままで過保護にされてきたコリンのふたりが見つけた「秘密の花園」。ふたりの手によってだんだんもとの姿を取り戻していく庭園。荒野の風にあたって、みるみるうちに元気になっていくこどもたち。どんどん食欲を増すふたりの食べっぷりが見事。「イギリスの食事はまずい」なんて言いますが、この本の食べ物はみんな美味しそうです!
 お館の使用人親子が、コリンとメアリーになにが必要か、的確に見抜いてさりげなくサポート。足らない食事まで差し入れちゃうんですから、あちらの使用人はずいぶん面倒見がよく、食べ物もたくさんあったんだなあと、つい日本の「奉公」とくらべてしまいます。
 お屋敷も庭も荒野もこどもも、そして大人も元気で豊かになる、そんな物語です。(映画もドレスやお館が素敵なので参考にどうぞ。)
花園(下) ★★★★☆
 登場人物全員が幸せを手に入れるのはいいのですが、
 後半になるに連れて主人公メアリの存在感が薄らいでいっています。
 個人的に興味のあるマーサも目立たなくなります。
 特に後半はコリンと彼の父がメインとなっております。
 個人的には登場人物全員を最後に登場させて大団円を迎えて欲しかったです。