音楽っていいなあ
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読まれた方は誰しも、自分の記憶にある思い出の音楽、希望の音楽を
なぞらえることでしょう。
色数を使わないのに色彩表現豊富な絵と相まって、
やまねこが奏でてきたものが頭に流れますし、
これから もっとじょうずになる くまの調べが期待されます。
今のわたしは涙を流すばかりだけれど、いつか励まされる時が来るのだ、
と、わたしを奮い立たせてくれます。
大人の絵本
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イラストがかわいくって娘に購入しましたが、読んでるうちに大人の私が感動しました。涙がポロポロ出てきて少し心が洗われた気がしました。酒井駒子さんのイラストにも心が動かされた気がします。大人が子供の純粋な心に少しだけ帰れるステキな絵本でした。
こんな風にも読める本です。
★★★★★
幼少時から今までずーっと作り上げてきた、自分の中にある
堅い部分を手放そうとしている時に、この絵本に出会いました。
ですから私にとって、ことりは、手放そうとしている私でした。
自分の一部を手放すことは、例えそれが手に余る、手放したい
ものであっても、やっぱりとても難しいことです。
やまねこの存在なしには、なかなかできないものです。
今、自分自身の中に、小さいけれどやまねこもいるなあ・・・。
いつもおひさまのあたる場所はどこかなあ・・・。
そろそろ、きれいな箱に入れて、おだやかに手放せそう・・・。
そんなことを思いながら読みました。
多くの人にとって、くまは自分であり、ことりややまねこや
うさぎは友人かもしれません。
でも、私にとっては、くまもことりもやまねこも、うさぎまでも
自分の中にありました。
こんな風にも読める本です。
淡々としたリアルさ
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いきなり最初のページから「死」が出てくるので、子供向けの本と思って気軽に手に取ると横っ面を張られます.
やまねこが下手な慰めを口にせず、そのおかげでくまが気づきにむかうところが好き.
喪失の痛みを知る大人は自分の経験と重ね合わせて涙なくしては読めないでしょうが
子供はどういう風に読むのか興味深い.
心が楽になる絵本
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ある朝、くまはないていました。 なかよしのことりが、しんでしまったのです。
読んだらなんか心がじゅわ〜ってなります。
酒井駒子さんの世界観にも引きこまれる事間違いなし。
全国の絵本屋さん1000人に聞いた第一回絵本屋さん大賞第一位!!
あると思います!