こどものため、というより自分のために、購入！絵がとてもいい。原書はもっと素敵なはず.

　女の子の夢――長いながーいきれいな髪。おにいちゃんの友だちにレディとして紹介され、上手にバレエが踊れて、枯れ木に花を咲かせられて、ある日「どさっとひとはこ」大好きな本が届く…… 。　
　ポエム風の語りが楽しくてきれいなゾロトフ（ゾロトウ）と、かえるくんとがまくんシリーズでも有名なローベルの絵に、詩人の矢川澄子さんの翻訳なのだから、すてきな本に決まっています。
　男の子にもてたいという現実的な夢に、「うちのなか」で「みたこともないへやがみつかる」なんていうファンタジックな夢も混じり、独特の世界が広がります。
　最後のページはクリスマスツリーなので、おしゃれな女性のギフト本にしてもすてきだと思います。

夢と希望にあふれた女の子の話です
作品の中に、小さな女の子のいつかはきっとこうなれるわ！
っていう想像の世界が広がっています
夢をみるってよいことなんだなって思える作品になってると思います＾＾
小さな子供さんに読ませるのにオススメです

こどもの心の中をさりげなく描くのは、シャーロット・ゾロトフの一番得意とするところ。
ちょっぴり苦い思いで、でも夢見るような思いで「いつか」未来のことを考えたことが誰にもあるはず。
大人にとってはあたりまえのことも、小さな女の子にとっては「夢」なのです。
ささやかで、はつらつとして、ほほえましい、そんな夢を描いた、素敵な絵本です。