新スター・トレック DVDコンプリート・シーズン 2 ― 完全限定スペシャル・プレミアム・ボックス
価格: ¥21,840
世界中のスター・トレック・ファンが大喜びしたことに、「新スター・トレック」の、星のように輝きを放つ第2シーズン(1988~89年)はデータ少佐がメインのシーズンだった。エンタープライズD号に乗り込むアンドロイドのデータ(エミー賞に値するブレント・スピナー)はシーズン中最も際立ったエピソード「人間の条件」で感情があると法的に認められ、「ホログラム・デッキの反逆者」(データがシャーロック・ホームズに扮する)や「無法者オコーナ」(失敗作ではあるものの、データの視点からは価値がある)や「未知なるメッセージ」といったエピソードで、彼の“人間的な”性格に磨きをかけていった。ゲイツ・マクファーデン(クラッシャー博士)は、いつ戻るとも分からない休暇をとっていたが(オリジナル・シリーズのゲスト出演者で、ポラスキー博士を演じたダイアナ・マルドアと潔く交替した)、残りのブリッジ・クルーたちはデータの活気と調和していた。ライカーは堂々たるあごひげを生やし、指揮をとる者としての潜在能力を証明した。ウォーフは「イカルス伝説」で十分に彼の存在を印象づけ、スージー・プラクソンが演じる、彼の好敵手(そして恋人)の、激しくてセクシーなクリンゴン人のケーラーと出会う。ウェスリーは、ファンの反対が絶え間ないにもかかわらず、立派に成長した。トロイが風変わりな母親ラクサナ(メイジェル・バレットがたびたび現れるこの役を演じた)と意見を衝突させる過程でベータゼッド星の文化が浮かび上がってきた。ラフォージが機関部長に昇進した一方で、転送主任のオブライエンはラフォージのお陰で見事に出世した。
シリーズの重要な展開期にあって、ガイナン(特別ゲストのウーピー・ゴールドバーグ)が、バーラウンジ「テン・フォワード」の謎めいた主人という立場から、Qとの関係を明かし、Q自身(ジョン・デ・ランシー)は、ボーグとエンタープライズ号の最初の運命的な出会い(サスペンスあふれる「無限の大宇宙」)を引き起こした。シーズン全体を通してパトリック・スチュワートは、ピカードの懐古趣味な部分を強くし(特に圧倒的な「戦慄の未来」で)、好奇心や娯楽、勇気や哲学的な洞察力といった、さまざまな角度から艦長の側面を掘り下げてみせた。制作費を節約した、以前の映像の使い回しが多い「悪夢の果てに」という不十分な終幕にもかかわらず、第2シーズンはシリーズをさらに良質な第3シーズンへワープ9で導いた。(Jeff Shannon, Amazon.com)