Howl's Moving Castleの続編です
★★★★★
Charmainは、父のおばの頼みで、Great-Uncle Williamが病気を治療して戻ってくるまでの間、彼の家の留守番を引き受けた。母親の反対を押し切ってまで引き受けたのは、過保護な両親の下から逃れるため。そして王宮の図書室の司書になるため。司書として働きたい旨綴った王様への手紙を予め出しておいて、いざGreat-Uncle Williamの家へ。
小さな家の守なんて大した話じゃない筈、だったのだけど、Great-Uncle Williamは王室付きの魔術師として知られる人物で、その自宅も普通ではない。様々な時間と空間がドア一つでつながっている。寝室とか台所とかそういうのならともかく、過去とか王宮とかどっかの山の中の谷合とか。そんな家だというのが予想外なら、犬の面倒を見ないといけないとか少年が見習いとして押しかけてくるというのは予定外。一番迂闊だったのは、これまで過保護に育てられたCharmainが親の助けなしに家事をこなせるか、ということ。魔術師の家なので、その辺はなかなか便利な魔法が掛けられていて、普通の家よりは随分楽なのだけど、いろいろなトラブルがあって、いつしかサバイバルの様相に。
そのうち王宮から手紙の返事が来て、Charmainは王宮へ行くことに。そしてそこで、王室の問題に巻き込まれ…。
以上があらすじです。そして言うまでもなく話はどんどん転がっていきます。でもこれだけじゃ本当にHowl's Moving Castleの続編なの?って感じですよね。大丈夫、間違いなくHowl〜の続編…というかHowlのシリーズの作品です。しかもCastle in the Airよりもはっきりした形でSophieたちが出て来ます。Howlは少し変則的ですが(笑)。
さっき読み終わったばかりなんですが、また続きを読みたいなあと思いました。面白かったですよ。