次はあなたの家にやって来るかも
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購読しているメルマガで『トラの出てくる絵本といえば?』という今年の干支にちなんだ
トピックがあり、おすすめの作品として紹介されていたので、あえて英語版を手に取りました。
読後、真っ先に連想したのが、先日映画にもなった「かいじゅうたちのいるところ」でした。
と言うのは、この作品との相似性を非常に感じたからです。原書は1968年で2作の登場時期が
割と近いせいかもしれません。
「かいじゅう〜」では男の子が怪獣の島へ行ったのに対し、こちらの作品では女の子の家へ
トラがやってくるという展開が興味深いですね。これからママとお茶をしようというタイミングで
やってきた空腹なトラ。非常に礼儀をわきまえているのはいいですが、そこは体の大きなトラのこと。
用意されていた軽食のみならず、家にあるものを全て食べつくして去っていきます。
なんとパパのビールや風呂の水まで! やがてパパが帰宅し、今日の夕食は?という現実と対峙。
非日常的な出来事に、普段通りに対応した家族の余裕に震撼させられました。
いいですねぇ、これが英国流なんでしょうか、静かな痛快さに満ちています。
絵本好きは、本書をネタに色々と楽しめるのではないでしょうか。
外出時にさりげなく登場する縞模様の小さなネコが意味深だったり・・・とか
腹を立てずにのんびりいこうよ
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淡々とした中にも、
腹を立てずにのんびりいこうよ・・・
という感じのメッセージ性が隠されているように思えます。
トラは突然ソフィーの家に現れ、
食べるだけ食べてさっさと帰っていくのですが
ソフィーもお母さんも別に怒るわけでもなく、
ただ困ったわねぇというくらいなのです。
家に帰ったお父さんもノーリアクション。
トラが来たってだけでももっと驚いてもいいはずなのに、
まったく動じないのです。
なんだか、
嫌なことがあってもイライラせずに水に流そうよ
と言ってるみたいです。
その余裕っぷりがステキです。
40周年記念版ということからか、
トラの縞模様は触って楽しめるようにfurがついています。
ステキなお話
★★★★★
トラさんが可愛いです。
ソフィーと彼女のお母さんは、突然来た珍客にも動じるどころかお茶に招いてしまうなんて! ステキすぎます!!
あまりにも非日常的な話のはずなのに、読んでいると、いつの間にか、ワクワクしながら「トラさん、ウチにも来ないかな? ウチの冷蔵庫には××があるのになぁ…」などと考えてしまいます。
日本語版「おちゃのじかんにきたとら」も持っていますが、個人的には英語版のほうが好きです。
うちにもお茶の時間にとらが来てくれたら!
★★★★★
邦題「おちゃのじかんにきたとら」ほのぼのとしたお話です。英国では、Big Bookもあり、読み聞かせにもよく使われています。この原書を購入したくて、早く英国の絵本もリストに加わらないかと待ち望んでいたのです!とらがやってきてもあせらず、家のものを全部食べられてしまっても、「じゃあ、カフェへ行こう。」素敵です。
うちにもお茶の時間にとらが来てくれたら!
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邦題「おちゃのじかんにきたとら」ほのぼのとしたお話です。英国では、Big Bookもあり、読み聞かせにもよく使われています。この原書を購入したくて、早く英国の絵本もリストに加わらないかと待ち望んでいたのです!とらがやってきてもあせらず、家のものを全部食べられてしまっても、「じゃあ、カフェへ行こう。」素敵です。