不要な忙しさが鑑賞派のじゃまをする
★★★☆☆
旅客機の離発着を統制する航空管制を行うソフト
グラフィックが大幅に向上したぼく管3のシリーズの3作目
舞台が伊丹空港になり、忙しい国内線を再現しています。
なお、数量限定ではあるが、スクリーンセーバーや初代のぼく管が
ついているデラックス版もあるが、こちらは本体のソフトのみです。
シナリオ数は初心者版がついて7つになりました。
がそれまでと変わったところはそれぐらいです。
残念なところは、まず、ANAとJALだけで、とても単調です。
沖縄版だと軍用機が出たり、過去は色々工夫されていたのですが
架空の旅客機TBAがトラブルを起こさない限り平穏です。
また、この架空のTBAしかトラブルを起こさないので
かなりシナリオが読めてしまって興ざめなこと。
さらに、悪い癖で、難易度=忙しく対処することと思っている節が
あり、最後の2シナリオは忙しいだけでこれまた単調です。
伊丹、神戸、KIXと50KMと離れていない空港の複雑さは
全く再現されていません。また私のようなどちらかというと
”たしかに伊丹上空はここ飛んでいるよなぁ”と思いながら
楽しむ人にとっては、最後の2つのシナリオは、地上だけが
忙しく楽しめません。
ぼく管2時代の不思議なモノレールがあった頃の方が私は好きです。
ゲーム性を求める人にはこれが良いのかもしれませんが、
ゲームと共にいろいろな飛行機、状況、そして景色を楽しみたい
人には前作の沖縄をお勧めしたいです。