一刻館の住人はかなり変わり者揃いで、変人が多いですが、他人のことには無関心な現実で生きている私にはちょっとうらやましい感じでした。
響子さんの正直でちょっと打算的な女心にも共感できるし、五代くんの必死も頑張りもすごく応援したくなります。
浪人→学生→就職浪人→社会人とだんだん成長していく五代君。
「惣一郎さん」のこともだんだんと思い出として考えられるようになり、自分の気持ちに正直になってきた響子さん。
最後の方はハラハラす!る部分もあり、笑える部分もあり、感動する部分もありで、ラストは素直に「いいなぁ。」と思える話でした。
とてもおすすめです。