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ガダラの豚 1 (集英社文庫)

価格: ¥525
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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らも×忍法帖 ★★★★★
著者は尊敬する作家、好きな作家の一人として山田風太郎を挙げているが、ガダラの豚は「らも版忍法帖」といった感じの娯楽小説。

ただし、題材にしているのは、アフリカの呪術、超能力と斬新。
呪術、超能力については、科学的に否定する場面も多いのだが、科学で証明できないような現象も受容れている。すこし、らしくないような感じもするのだが、不思議なリアリティがある。この不思議なリアリティは、著者自身がアルコール等であっちの世界とこっちの世界をいったりきたりしていたかもしれない。
是非読んで!と薦めたくなる面白さ ★★★★★
娘を事故で亡くし新興宗教に走った妻を、同じく娘を思いマル中になってしまったアフリカ学の教授である夫が助けに向かう…。
新興宗教・呪術などにからめた、40冊近い資料の知識に裏打ちされた、エンタテインメント。
いや、単純に面白い!

ユリ・ゲラーやスプーン曲げの知らない話もたくさん登場。
テレビで「超能力」ブームを経験した人だったら、意外な事実やトリックがわかってそれもまたとても面白い。

人から聞いたらうさんくさいけど、自分の目でみたのだから、と、新興宗教のインチキにかかってしまう弱さとその手段の巧みが、『これじゃ、自分も入信してしまうよなぁ…』と思わせるリアリティで描かれる。

(私は関西人ですが)随所に登場する大阪弁も、すっきりしない現実や、人間のいやらしさを現実感をともなって出すのにいい味を出している。

「明るい悩み相談室」のおっちゃんのカラーとは真逆だが、切れ味を感じさせる深い作品。
いまなお、エンタテインメントの金字塔 ★★★★★
初めて読んだのは10年以上前ですが、その後再読しても色あせない、圧倒的スケールのエンタテインメント作品です。ただ面白いだけじゃなく、全編を通して不気味な怖さが重低音で響きながらも、どこか突き抜けた明るさがあって読後感は妙に爽快。半端なエンタテインメントを読んだあとはなぜかこの作品を思い出して、もう一度読みたくなってしまう。からだ張って書いてる人だから、読む側もかなり入り込んじゃいます。まさにソウルフルな娯楽大作と言えるでしょう。「なんか面白い本なあい?」と言ってる人には必ず薦めてます。
これを書いて亡くなった ★★★★★
と、思うと重いが、らもさんの集大成である事に変わりはない。
必読のアクション小説 ★★★★★
新聞の「明るい悩み相談室」、ラジオの「月光通信」から入ったので、らもさんのイメージはお笑いで固定していました。しかしいろんなところで「だまされたと思って読め」とあったので読了。
いや、これはすごい作品。作者の知名度を差し引いても、極上の冒険小説。
アフリカ奥地を舞台にして「なんでもあり」としてしまい、実に個性的で魅力的な登場人物(たとえそれが敵であっても)満載で、ハラハラドキドキの予想もつかないストーリー。
読後感はすばらしく、超満足の作品でした。
もっとこんなのを読みたかったです。合掌。