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社会とどうかかわるか――公共哲学からのヒント (岩波ジュニア新書 608)

価格: ¥799
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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子供よりも大人が読むべき本だと思います ★★★★★
 両親や学校の先生から教えられてきた常識にリアリティが感じられなくなってきた私たちの世代にとって、改めて「社会とどうかかわっていくのか」が根底的な悩みだったりします。
 こんなシンプルな問いについて今まで深く考えてくることがなかった私にとって、本書は今までの歴史から未来の可能性までを体系的かつわかりやすく説明してくれて、私のバイブルの一つとなりました。岩波ジュニア新書ということで子供向けの本とされていますが、中身はとても深い内容であり、是非周りの大人に読んでもらいたいと思いました。
「新たな公共」に興味がある方にオススメです。 ★★★★★
「新たな公共」というコンセプトが鳩山政権で打ち出され、官僚による政治主導から、市民による次の社会の在り方を考える上で最適な入門書と言えるのではないでしょうか。

深い内容が、誰にでも分かりやすい言葉で書かれていると思います。
一つの社会倫理的試論 ★★★★☆
この本の著者は、ミュンヘン大学で本格的に哲学を学んでおり、その証拠は最近の『思想』6月号に載った刺激的な論考からも明らかであろう。したがって、ジュニア向けに書かれたこの本を「哲学的に詰めが甘い」云々という観点から批判するのは、的外れである。この本の内容は、『公共哲学とは何か』とは違って、「個人と社会」の関わり方というオーソドックスな倫理的テーマをめぐり、現代日本社会を背景にして、若者のみならず大人に対しても、大胆に著者なりの考え方を披露したものであり、その前提の下で、その試みが本当に説得力あるかどうか議論し、批判するのがフェアーな読み方であろう。
社会思想史と公共哲学 ★☆☆☆☆
内容的にはちくま新書の公共哲学本とは変わりないようです。
著者は社会思想史の専門家です。近年公共哲学について多くの発言がありますが
専門家ではない分詰めが甘く哲学的なものを求める読者には不満が残ります。
社会思想史的にみれば興味深いところもありますので社会思想史入門でよかったの
ではないかと思います。ちなみに自作自演はフェアーではないですよね山脇さん。
ジュニア新書には近年いくつか良作がうまれましたがこれは別段とりあげる部分も
ないように思います。岩田靖男さんの本をすすめたいです。
説教ではなく重要な問題提起をしている本 ★★★★★
一読してこの本は決して説教している本ではなく、読者に「個人の尊重から出発する社会観」を大胆に示し、深く考えてほしいという思いが込められた問題提起型の本だと感じました。それは副題に、公共哲学からの「ヒント」と記されていることからもうかがえます。だから読者は、すべての点で著者に賛同する必要など全くないし、自分にとって有益と感じるところだけを活用していけばよく、それが著者のいう「活私開公」的な読み方ではないでしょうか。ともあれ、この本が、子供だけでなく、大人も含めた人々に、社会生活全般に関していろいろ考えさせる「重要な問題提起」をしていることだけは確かです。広く読まれ、議論され、また「建設的に批判される」だけの内容を持つ本と言えるでしょう。