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エコノミスト 南の貧困と闘う

価格: ¥3,150
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
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   第2次大戦後、経済の専門家は熱帯の貧しい国々がどうすれば生活水準を欧米諸国並みの水準に近づけられるかを探ってきた。外国からの援助、機械投資、教育振興、人口増加の抑制、援助融資、さらには改革を条件とした債務放棄などが試みられてきた。しかし、どれひとつとして期待した結果をもたらしてはいない。著者、ウィリアム・イースタリーは、問題は経済学ではなく、具体的な政策の中に経済原理をうまくとりいれられないことにあると主張する。

   本書の中でイースタリーは、これらの解決策が、民間人、民間企業、政府関係者、さらには援助提供者まで含む人々が、インセンティブに反応するという経済学の基礎的な原理にいかに反しているかを説明する。イースタリーは、まず成長の重要性について論じる。次に、これまで失敗した開発の解決策を分析する。そして最後に、それらにかわる問題解決の方法を提案する。わかりやすいスタイルは、ときに的外れな部分もあるが、本書は著者の世界銀行時代の実地調査の逸話を現代の成長理論と融合させている。(Book Description)