数少ない保険代理店の専門書
コンサルタントの立場から見た保険代理店を書いた本だと思います。
内容は、現在の保険代理店の問題点、解決点がシンプルで読みやすく書かれています。
組織化した代理店を経営されている方には、内容は解っていることばかりかもしれません。
しかし、私は基本的な点が押えられた完成度の高い本だと思いました。

レビューをみて、思わず買ってしまいましたが、全く意味がありませんでした。期待していただけに残念です。具体的な内容もなく、本当にコンサルティングされている方なのか？と思った内容です。

保険業界に関わりの薄い方にとってはタイトルを見る限り
保険業界向けの本だと認識して手に取られない方が多いことでしょう

しかしそれが間違いであることは第一章を読むだけすぐに理解できるのではないでしょうか

サブタイトルである

「家業」から「企業」への脱皮

という言葉は読み進めるうちに存在感が増してくる

私にとってはこのサブタイトルがメインタイトルで

著者はサブタイトルの主張を保険代理店という事例を使って解説しているというように感じました

そういう捉え方を持って読むならば

創業からの組織の規模の変化に伴いあらゆる面で変革が求められている組織

参入障壁が高かったり収益性が低いなどの理由により健全な競争が進まず顧客へのサービスレベルが低い業界

未成熟な故に職業としてのステイタスが低い業界

に関わる経営幹部や管理職にとっては業種を問わず多くの学びと気づきが得られる一冊だと思う

保険業界に身を置いている方のバイブルです。旧態依然とした【保険業界】にいる私自身が感じ、悩んでいることを見透かしたような内容です。この本を読んで何も感じない方は、「別の仕事を選ぶ」か「それなりに行くところまで行くか」のどちらかになりそうです。千田氏には暗黒大陸に上陸した宣教師を連想させられます。次代創生館のHPを見たり、千田氏と関わりのある方は気付いておられると思いますが、布教は急速に拡がると思います。また、そうでないとこの業界に明日はないと考えます。

「ｔｈｅ　ｌａｓｔ」に書かれていることが、本当に素直に受け止められる人間がごく少数だとしても、胸が痛くなっている人が存在すると信じたい。
私たち保険代理店自身も自戒をしなければならない。
保険業界全体も受け止めていただきたい。
でないと、本当にラストメッセージになってしまうかもしれません。

千田琢哉氏に賛同するこの業界人は、少しでもこの業界のためにこの著書を広めていただきたい。
方法は簡単で、何冊か買って保険業界人へ配ばるだけです。
自分たちが、本当にこの業界を愛しているなら安いものです。
ある意味顧客サービスにもなります。この業界の社会的地位向上がはかれるのなら。

この業界を通して「エピローグ」にあるような、人間の「あり方」を教えてもらえるだけでも、この業界にいてたまたまこの著書に出会えたことは、人生でのラッキーなのかもしれません。