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The Sirens of Titan: A Novel

価格: ¥1,561
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Dial Press Trade Paperback
Amazon.co.jpで確認
滑稽で悲しい物語 ★★★★☆
宇宙にいくつも存在する穴のようなものに自家用ロケットで突っ込むことで、
太陽からベテルギウスまでのすべての時空にあまねく存在するようになってしまった
ラムファード。
彼の計画によって、大富豪コンスタントは、それこそジェット・コースターに乗っている
かのように人生を振り回される。

ラムファードの目的は何か、コンスタントと共に読者は興味を持って読み進めることになる。
実際、このミステリーに終盤まで引っ張られた。

ヴォネガットのうまさは、説明の省略の仕方にもあると思う。
時間等曲率漏斗だの、サロだの、重要な固有名詞がさらっといきなり出てきて、必要以上の解説を
していない。
それでも読んでて分かっちゃうあたりがヴォネガットの文章のうまさなんだろうなと思う。

読み終わった後温かい気持ちになったなどの感想をしばしば聞くが、
私としては、最後あったかい気持ちというよりは、少しさびしい気持ちになった。
ラムファードがタイタンで何をしたかったのか。
人間は単純に幸せになれない悲しい生き物なのかと考えさせられてしまう。
やはりダメだ。 ★★★☆☆
最後までよんでみたが、ところどころ話がとびすぎて、理解不能な箇所が多い。細かい説明もなく、最後までピンとこなかった。特に、印象に残る場面もなく、ガッカリしただけ。ヴォネガットの他作品に、一応期待したい。
壮大な旅の意味は、人間ひとりひとりの生きる意味程ちっぽけ ★★★★☆
爆笑問題・太田さんが薦めていたので読破しました

自分達人間は、各々違う目的や意味を持って、長い旅に出かけます
でも、実はあるように思えた”意味”も、蓋を開けれ見れば大してない。
そんな言葉が頭に響いてくる作品です

火星で壮大な軍を築いたり、水星で不気味な生物と遭遇したり
その旅中に、出会い・別れといった、日常で当たり前のように起こりうる物事が
まるで壮大に描かれています

この作品はその過程も十分楽しめるのですが、なによりラストに尽きると思います。
もちろん難解な作品でして、訳分からなかったりして場面が頭に浮ばないこともあるのですが、
一冊読み終えた瞬間、”一生”を終えた余韻が残ります
ちょっぴり切なく、そして優しい作品だなぁと思った
SF好きってよりも、奇想天外な人生ものが好きな方にオススメします
読み手は選びそうだが ★★★☆☆
タイトルから、ゴーゴンのような怪物ものを連想しましたが、
全く違いました。そんな方は他にいないと思いますが。
多面的な要素を含んだ作品で、決して単純ではなく、愉快痛快な
内容でもありませんので、軽い読み物を求めている方にはお勧め
しません。
人が生きる意味、幸せとは何かなど、運命論的な哲学性と風刺を
もって色々と考えさせられる作品で、非常に奥が深い。
作中の異星人の意図を知ったとき、人生観が変わる可能性もあります。
また、再読すれば違うものが見えてきそうな気がします。
全体の構成やプロットなど、良く考えられていると思いましたが、
ほとんど自動筆記に近い速さで書き上げられたようです。
ある程度は頭の中に出来上がっていたのでしょうが、天才性を
感じさせるエピソードです。
期待して読んだが、まあまあといったところか ★★★☆☆
多くの人がそうかと思うが、爆笑問題の太田光が絶賛し、所属事務所の名前がここから取られていると知って、「爆笑学問」のように知的啓蒙的で面白いSFかと期待して読んだ。
確かに、文章は読みやすく、人間や社会の分析、独創的な発想が楽しめるものの、100ページくらい目からはちょっと中だるみし、それでも最後には感動が待ち受けているのだろうと思ってがんばって読んだが、それほどでもない感じだった。期待しすぎたのかも。