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マリア様がみてる―パラソルをさして (コバルト文庫)

価格: ¥460
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:今野緒雪/著 出版社名:集英社 シリーズ名:コバルト文庫 発行年月:2002年07月 関連キーワード:マリア サマ ガ ミテル パラソル/オ/サシテ コバルト ブンコ まりあ さま が みてる ぱらそる/お/さして こばると ぶんこ、 シユウエイシヤ シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや しゆうえいしや 3041、 シユウエイシヤ シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや しゆうえいしや 3041 紅薔薇小笠原祥子さまは雨のなかに祐巳をおいて、瞳子ちゃんと車で去っていった。素敵なお姉様に捨てられ、ずぶ濡れの祐巳を気遣ってくれた聖さまの傘に入れてもらうが…。前巻第3話の続編!
帰ってきた傘と、大好きな想い ★★★★★
第11巻・「パラソルをさして」。

前巻の重苦しい終わり方から一変、清々しい晴れ間が広がるような笑顔の表紙ですね。
長いマリみてシリーズの中でも、この巻は個人的に5本の指に入る大好きな巻です。

お姉さまとすれ違い、一度はロザリオを返そうとさえ決意した祐巳でしたが、聖さまや由乃さんなど周囲の人々の優しい励ましを受けて、本来の明るさを取り戻します。
特に、由乃さんと祐巳がいつの間にか、お互いを「大好き」と呼べるような親密な友人になっていることが判り、なんだか嬉しかったです。

失くしていた傘も運命的に戻ってきて(この話はまた後に語られますが)、すっかり立ち直った祐巳は、あれほど憎たらしく思っていた瞳子ちゃんとも半ば無理矢理ながらちゃんと和解し、蓉子さまの仲立ちでようやく大好きなお姉さまとの再会を果たします。

祥子さまがどれだけ祐巳を大好きで、必要としているか。互いの絆の深さがここで明言されます。
あの祥子さまの口から、「あなたが好きなの」という言葉が出る日が来るとは……。もうそれだけで満足です。ここまでのちょっと引っ張りすぎな展開も全て許せます。

梅雨が明けて、広がる青空。読後感は実に爽やかでした。
一皮向けた祐巳 ★★★★★
前作「レイニーブルー」では、ウダウダグジグジと一人で考えをめぐらせては
祥子さまとの姉妹関係解消まで思いつめてしまった祐巳ですが、今回の作品では
その祐巳が大きく成長します。

「お姉さまに何かをしてあげたい」と思いつつも、実際は祥子からの見返りがないと
耐えられなかった祐巳。しかし新たな人々との出会いによって周囲を見渡す目が開けます。

もともと素直なので、人や物事に対しても偏見がないところが祐巳の良い所だと思いますが
結局の所、その素直さ・まっすぐさが、祥子が祐巳を求めてやまない理由なのだと感じられます。

二人の姉妹関係がべったり依存しあっていたものから、決定的な変質を迎える作品です。
今後の関係が楽しみです。

期待してたものの。 ★★★☆☆
平均点という感じでしょうか。
どうも祥子様行動の理由付けがもう一つに感じました。
複線の張り方も「いばら~」と同じだし、偶然や奇跡を通り越して白々しく感じます。

この作品を読んでマリみてを見限ることができました。
ハリー●ッターのように、一部のミーハーなファンの前評判で一人歩きしている感がありますね。

まぁ、少女向け小説ですからこれくらいで丁度いいのでしょう。

  ★★★★☆
~前作の「レイニーブルー」からの続きです。
祥子さまが祐巳ちんを放ったらかしにした理由が明かされます。
それにしては、ひねりの無い、面白みのない理由でした。
1冊半かけてこれがオチか?と憤慨しても止むを得ません。
しかし、それまでの過程が大事ということなのかもしれませんね。
傘の話はよかったですし、これだけ姉と引き離されたゆえに、
祐巳ちんが周囲に目を向けることができ、それにより新しい視野をもった、
ということでしょうか。~
祥子さまが、ちょっと嫌いになった一冊 ★★★☆☆
レイニーブルーから続く話の解決編。

祥子さまが、祐巳のデートを先延ばしにしていた理由や、紅薔薇姉妹の関係…一応、根本的な疑問点は解決したのですが、どう考えても、あそこまでへこんでいた祐巳が、立ち直るには、理由として薄い気がしてならない内容。はっきり言って、祥子が祐巳に甘え過ぎている点が如実に見えてしまった一冊。読まないと後々の話がわからないけど、出来れば読みたくなかった内容です。