いや，むしろ「凧に揚げられる」か．
黄色い帽子のおじさんはいつものように出かけてしまいます(そう，これがすべてのはじまりで．．．)．"Be a good little monkey"なんて言い残していきますが，ジョージにそんなことはできるわけもなく，ちょっとした事件がいろいろ発生します．

今回のイベントは，ジョージが大好きなbunny関連，魚釣りに挑戦，そしてメインの凧揚げなどなど．

おさるのジョージのシリーズが好きな人にはもちろんおすすめ．
シリーズ自体読んだことない人は，１作目の"Curious George"(ISBN:039515023X)を読んで見てはいかが？気に入ったら，買い足していけばいいでしょう．
もう飽きた，という人にはすすめませんが．

語彙レベルは600．総語数は約2000．SSSの難易度レベルは2.

ジョージのお話の中でも話の展開が好きです。４歳の娘のお気に入りの１冊です。ウサギを逃がしてしまったり、釣りに失敗したり、凧と飛ばされてしまったり、いろんなハプニングがありますが、やっぱり黄色い帽子のおじさんが助けてくれてほっとします。小さいお子さんにとてもいいお話です。イラストの中にちょっとした隠れた笑いもあります(見つけられるかな？）発音に自信のないパパ＆ママは是非カセット付きを買ってくださいね。効果音もあり、抑揚だっぷりの朗読です。

ジョージはカワイイ。分かりきっているが、カワイイとしか言いようがない。絵をよく見るとジョージの家の窓外に二匹の小鳥がいる。この小鳥はジョージのなりゆきを見守っている。カエルだってジョージを見ている。カエルはジョージが池に落ちるといかにも面白そうに飛び上がる。

　今回のシリーズの注目場面は、ジョージが池に落ちて魚に笑われるところと、凧に乗ってとばされるときに黄色い帽子のおじさんが彼を助けるところが見せ場になっている。おじさんはこんなこともできるのかと、実に驚きである。