前略、天国のお母さん。妄想は罪ではありませんよね。
★★★★★
『まりあ†ほりっく』の第4巻。
†7†
「面白くありません・・」弓弦さんの憂鬱。
サチさん、弓弦さん、かなこさんのグループに桐さんが加わる。
かなこの下心を知ってか知らずか、サチさんと桐さんは仲がイイ。そんな光景に弓弦の気持ちは晴れない。今まで友達だった人が違う友達と仲良しになることにちょっと寂しさを感じることに共感するエピソード。ちなみにかなこさんは最後まで空気読めませんでした(笑)。
†8†
天の妃の聖母祭に浮かれまくるかなこさん。
学生たちが天使の格好をして練り歩くのだが、彼女にしてみればただのコスプレパーティー。
聖母祭の実行委員という役職を生かして生徒会長に指導を受ける・・というのは建前であわよくば会長と・・・ってかなこさんいろいろと妄想が犯罪じみてますよ!!なんか、今回のかなこさんはいきなり歌いだしたりしてかなり尋常じゃない浮かれようです。果たして聖母祭当日、警察にご厄介になるか否か、後編に続きます。
えーと・・・。
私も当初はかなこさんはただ妄想が過ぎる少女だと思っていたのですが、8話を見てそれは間違いだったようです(笑)。というわけで全力でかなこさんな4巻です!
不確かでも気持ちは揺らぐ
★★★★☆
(総合6.5/10点)
第7章「疑惑の黒下着」★★★★☆7/10点
珍しく真剣なお鼻血もといお話で見入ってしまいました。
親友を独占したい己の矮小さと、それを自ら客観的に見ながらも
揺らぐ気持ちに葛藤する様で盛り上げ、綺麗に締めています。
あったかいです。友情の温かさが胸に染みます。
完全に放置、道化、自虐の醜態を晒し続けるかなこのイジりも抜かりなく、
色んな意味で光と影が交錯し、感動と苦笑をお届けしてくれます。
第8章「穢された聖母・前編」★★★☆☆6/10点
いつも以上の狂態ぶりと、妄想に留まらず言動まで
次第に支障をきたすかなこの異常な興奮度合いの高さに爆笑必至。
その千変万化する表情とcv.真田アサミの熱演をご堪能下さい。
というか、お祭り前の憂いを秘めた静かな雰囲気を完全にブチ壊しており、
喜んでいいのか、笑っていいのか、頬が緩みっぱなしでした。