良書です。
★★★★☆
最初から難しい本は読まない。最初から難しい課題には取り組まず、むしろやさしめのレベルからというのは、人生の智恵であるが、この本もその点を良く理解して作られている。この本をじっくりと読めば、後でABAを理解することが楽になり、しかもペアレントトレーニングにも使用できることは間違いない。
難しいことを易しく話す、あるいは書籍にするということは並大抵のことではない。この本の作成に携わった全ての人に感謝したい。大学での教科書にも使用できるレベルである。参考文献が最初に記載されているのも面白い。
コラムにも、なかなか痛いところが書かれている。
先行事象=先行刺激=先行条件、用語がバラバラ、(その2)
これは、ABAを学ぶ人全てが通る道であるが、行動療法学会などで、用語を統一してはどうだろうか。