会計監査論 - インターネットデパート

実務家・受験生向けのバイブル ★★★★★

会計大学院の講義参考書として購入しました。
私自身は企業で経理を担当しており、実務として監査を受ける側で、監査論を日本語で学習する
のは初めてのことです。ただ、米国公認会計士の受験をした際、当時Auditの科目があったので、
US監査論の知識はベースとして持っていました。
本書では、監査および証明業務全般に関して、非常に体系だてて整理した理論が展開されています。
一方個別論点は深く突っ込んだ議論がなされており、読み込むにつれてその説得力に頷かされます。
著者は国内外の実務や理論に大変精通しており、単に知識を提供するだけでなく、読者に問いかけ、
考えさせることも意識しているように感じられました。
監査論を初めて学習する人や、実務経験のない人には少々とっつきにくいかもしれませんが、
将来的に何らかの形で監査に関与するのであれば、一度は読んでおきたい名著です。
とにかく、質・量共に、「読みこだえ」があります。

良い本ですが・・・ ★★★★★

監査論の定番の教科書として推奨されるため一読した。
この本は監査論を専攻する大学の先生が書いた専門書である。
研究書として見れば分かりやすい文章であり著者の真摯さが伝わる良い本である。
しかし、複数の科目を要領よく勉強して試験に合格することが目的の人にとっては大著であり理解するまでに時間のかかる本になる。

理論書からの転身 ★★★★★