人にはそれぞれ好みの音楽があるというのは承知で書いてみたい。

ケミカルの歴代のアルバムを聴くと、本当にスルメのような
後から耳が追いついてくるというか、「こんなにカッコ良かったっけ？」という曲が多い。
作る側はもちろんだが、聴く側にもそれなりのものを求めてくる音楽だと思う。
難解な芸術ほど本当の意味で理解できた時の感動は深く、一生モノだ。
あと、アルバム単位で一つの作品なので、曲順は変えず通しで聴いて欲しい。
シングルカットなんて台無しにも程がある。

ヘッドフォンや大音量にすると良くわかる(気づく)のだけど、
片手間に聴くのを拒むような、緻密で作りこまれた音楽なのだ。

映画を観る時の様に、集中して聴いてみて欲しい･･･。

The opening track, “Snow,” tosses minimal outfit, its facing with embarking conundrum of environmental changes: satisfaction gauge, feasibility, and goal assessment. “Escape Velocity” is getting to extend say, considerately, that inner spectrum could be seiged with careless blinks of the euphemistic tendency on minimal. Made use of the motivational velocity off the previous track, “Another World” is now-or-never deluge. “Dissolve” is an interlude dedicated to the first press on the New Industrial Revolution life and space exploration. The latter tracks can easily be encircled as saying old-mixes-with-new. Lest curvature of the ecstatic styles, each contains freaky drum expose. The finale, “Wonders of the Deep,” celebrates surgical accuracy of The Chemical Brothers in this album. The delightful British Rock hauled the Further air way upwards. Very progressive!

ケミカルブラザーズについては push the button 発売のころラジオで
「BOXER」を聴いてそのアルバムとシングルスを入手したのみで、
その周辺の音楽事情もよく知りません。
私なりに聴いていて「Hey Boy,Hey Girl」「Star Guiter」が好きな曲なのですが、
小学生の息子が彼らを気に入っていて、ホースパワーのＰＶを観て
ぜひＣＤがほしいということで手にしました。期待を大きく上回るレコードでした。
「Horse Power」〜「Swoon」が私にとってのクライマックスです。

約3年ぶりとなる7thスタジオアルバム。下手な大作を思わせる邦題は野暮だが、内に込められた全8トラック/52分間は珠玉。それこそ、時を超え輝き続けてもおかしくない輝きが見える。

その手法は本当に、どこまでもシンプルだ。キラキラと反射するパルスで惹き、旋回するフレーズに押し包み、飛翔するビートで解放してみせる。シンプルだからこそ、その輝くような高揚感を形作る要素、その一つ一つの純度がハッキリと見える。このシーンで十何年ものキャリアを持つ大御所が、こんなにも瑞々しい、どこにも衒いのないストレートなサウンドを作ったというのが本当に驚きで、嬉しくなるほどに興奮する。どちらかといえば静的なフォルムを持ったアルバムだけども、磨き抜かれたそれには、見飽きることがないものに見惚れるような高揚感がある。ここ1ヶ月ほど週末にヘヴィローテーションしているお気に入りの一枚。Limited Editionに付属する、全トラックの映像が付いたDVDを流し続けるのがほんとに気持ち良い。

彼らのヒストリーや音楽的なことは抜きにして、本当に聞いていて気持ちのいい作品です。リラックスタイムやジョギング、読書のBGMなど、様々な用途にオススメです。