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下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫)

価格: ¥648
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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痛快な乙女小説 ★★★☆☆
DVDを観てから読みました。もう脳内再生は深田+アンナそのもの。この本を読んで改めてあの映画は傑作であったと痛感した。原作がよい、シナリオがよい、キャストがよい。
もし原作を読んでビデオを観てない人は必見。またビデオを観でこの本を読んでない人は必読。はまります。
「お前って根っからのロリータなんだな」「うん、バリバリだよ」 ★★★★☆
尼崎に住んでいた桃子親子は、バッタ物販売から逃亡を余儀なくされ、祖母のいる下妻に転がり込んできた。ロリータを愛する桃子は代官山にある大好きなブランドショップが近くなると喜ぶが、とてつもなく遠かった。
お洋服欲しさにバッタ物のネット販売を始めた桃子だったが原チャに乗った派手なヤンキーがやってきた。彼女の名はイチコ。イチゴという本名を恥じてイチコと名乗っていた。違いすぎる世界に住む二人は訝しがりながらもつるむはめになる。

映画とほぼ同じのアップテンポコメディー。ロリータ魂を貫き通す桃子と、ヤンキー上等のイチコ。漫画のように楽しくてちょっぴり胸キュン、最後は大立ち回りの友情ED。桃子のとんでもロリータ哲学に感化されそうな一冊です。妙に説得力があるので。軽くて楽しいおすすめの一冊です。

桃子哲学

1.齧ればいいじゃん。親の脛なんて、齧れるだけ齧ればいいんだよ。脛を齧られるのが親の役目なんだから。齧るだけの脛を持っていない親なんて、親の価値、ないよ。で、親から借りたお金は返さなくていいんだよ。返せても返しちゃ駄目なんだよ。親に負債を作るのも親孝行の一つなんだから。

2.裏切っちゃえば。義理や人情、友情なんて恋愛感情の前では全く無力なのよ。人のものでも好きならば取ってしまえば良いのです。どんな反則技を使おうと、狙った獲物は手に入れなければなりません。我慢は乙女の天敵です。自分だけ幸せになればいいじゃん。

「大人になりてーな。何時になったら、どうやったら、大人に近づけるんだろうな」
「一杯、苦しんで、一杯、悩んで、一杯、笑って、一杯、失敗して、一杯、怒って、一杯、悲しんで、一杯、泣いたら、きっと大人になれるんだよ」
「じゃ、あたい、今、山盛り泣いたからよ、少しはさっきより、大人になったのかな」
「うん、ちょっとだけね、きっと、なったんだよ」
映画から入ったクチなんですが、 ★★★★★
文章のノリが映画そのままで、映画から入った自分としてはとても嬉しかった。
今読み返しても、頭の中でフカキョンが延々喋りまくってるような妙な感覚になる。
「世界の終わりという名の雑貨店」だけ知ってた作家さんだったので、あまりの
イメージの違いにビックリした。文庫本で感激して、ハードカバーも買ってしまった。
映画ではちょっとしか描かれてなかったイチゴのモデルのくだりが読めてとても面白かった。
いい意味で予想外の味わい ★★★★☆
作者の本を読むのは初めてだけど、もっと耽美な作風を予想していたのにいい意味で裏切られた。茨城のど田舎でBABY, THE STARS SHINE BRIGHT(実在のブランドだけど、Everything But The Girlの曲名が由来だとは知らなかった)をこよなく愛しロリータを貫く主人公の周囲からの浮きっぷりが面白おかしく描かれている。自分自身を笑い飛ばせるってのは貴重な才能だね。ヤンキーのイチゴとの友情?!もクサくなくていい。続編もあるようなので是非読まねば。
我が道を行く? ★★★★★
最初は暇つぶしに〜位に思ってたんですけど、読み始めたら、一気に読んでしまいました。
登場人物が皆個性豊かで、桃子とイチゴのコンビネーションが抜群です。

桃子は桃子の、イチゴはイチゴの信念に基づき行動している二人の姿に憧れをおぼえましたね・・・。

こんな人生だったら楽しいだろうなぁ〜って(笑)